モンゴル国政府、中国政府間でGashuunsukhait-Gantsmod検問所の越境鉄道建設実施協定締結の際に固守する基本方針」の最終協議/承認投票をおこない、68名の議員が65.4%を賛成し承認した。内容は下記のとおり。
国家大会議決議
2024年12月24日                           ウランバートル
 
モンゴル国政府、中国政府間でGashuunsukhait-Gantsmod検問所の越境鉄道建設実施協定締結の際に固守する基本方針承認についてモンゴル国会議法第5条第1項に基づきモンゴル国会が定める:
 
1. 国家大会議2024年第21決議の添付で承認した「モンゴル政府の2024~2028年活動プログラム」に盛り込んだGashuunsukhait-Gantsmod検問所の越境鉄道建設案件を実施する目的で、モンゴル国政府と中華人民共和国政府間で協定を締結する方針で協議を行うさいに次の基本方針を固守することをモンゴル政府/L.Oyun-Erdene/が許可した:
1.1-モンゴル・中国国境のGashuunsukhait-Gantsmod検問所の越境鉄道の建設をモンゴル国と中国間政府ハイレベルで合意した総合的協力の枠組みで如何なる第3者の介入なしで実施する;
1.2-Gashuunsukhait-Gantsmod検問所の越境鉄道建設の経済的利益を確保する目的で、鉄道建設、石炭販売購入長期契約を締結する、鉱山の稼働力を増加させる3つの問題を相互に関係ある総合的に共同で解決する;
1.3-Gashuunsukhait-Gantsmod検問所の越境鉄道建設の枠組みで、鉱山の稼働力を増加させる協力でETT株式会社の株式、所有している鉱物資源ライセンスを他の法人に委譲しない;
1.4-Gashuunsukhait-Gantsmod方面の鉄道輸送のキャパシティ、経済的恩恵を確保する目的で、石炭販売購入長期契約価格を決定するのにETT株式会社の長期的に締結した契約条件、価格設定方法をモデルに資、契約期間を協議し開始した期間と関連させ16年まで定める;
1.5-Gashuunsukhait-Gantsmod方面の鉄道輸送の稼働力、経済的恩恵を確保する目的で、石炭販売購入契約に従い供給する石炭の量を2025~2029年に全2700万トン、2030年から開始し年に2千万トン以下にならないようにする;
1.6-Gashuunsukhait-Gantsmod検問所の越境鉄道を建設する際に広いゲージと狭いゲージの如何なる抗争が再び発生しないと確認する;
1.7-Gashuunsukhait-Gantsmod検問所の越境鉄道建設に「1つの図面、1つの遂行者で建設を同時に開始させ同時に終わらせる」原則を固守する;
1.8-Gashuunsukhait-Gantsmod検問所の越境鉄道建設、これに関連する建設案件の作業を中国側が入札した企業で鉄道、それに関連する建設を遂行し協力する;
1.9-中国のGantsmod検問所まで建設された鉄道建設に関連させ過去に中国側で発生したいかなる赤字、損害及び鉄道の国境関連に不可欠な投資問題を将来に請求しないこと;
1.10-Gashuunsukhait-Gantsmod検問所の越境鉄道建設を開始したことでモンゴル・中国国境のShiveekhuren-Ceke、Khangi-Mandal、Bichigt-Zuunkhatavchiなどの検問所を鉄道で結ぶ作業を段階的に開始させる合意に至る;
1.11-再生可能エネルギー輸出、エネルギー炭輸出、深層石炭処理の鉱業化、ゴビ地域への水源提供、砂嵐、砂漠化対策、国境接続及びインフラ建設、住宅課の問題に互恵で協力する;
2.この決議を実施するのに政府間協定、作業部会間の公式協議の議事録、企業間の協力契約を締結し、必要ならば法的環境を整える目的で法案を提唱する方針で活動することをモンゴル国政府/L.Oyun-Erdene/に任務する.
3. この決議の実施に監視を行う作業をモンゴル国国家大会議安全対外政策上院委員会/G.Temuulen/に任務する。

情報源:国会ウェブサイト