モンゴル開発銀行の概要は下記のとおり。
  • 2024年10月4日、モンゴルの信用格付けは B から B+ に引き上げられた。
  • モンゴル開発銀行は100%国有政策銀行であり、開発・輸出入銀行の役割を担う唯一の銀行であるため、格付けをモンゴルと同等に格上げた
  • モンゴル開発資銀行の長期信用格付けがBからB+に引き上げられた
  • 発銀行の格付けはモンゴル中銀の格付けと一致している
 S&P Globalは10月4日、モンゴル開発銀行の長期信用格付けを「B+」に引き上げ、格付け見通しをポジティブと評価した。また、短期信用格付けはBレベルで確認された。信用格付け引き上げの決定は、主にモンゴルの信用格付けの引き上げによるものだ。 また、S&P Globalは、モンゴル開発銀行は政府所有であるため、必要に応じて特別な支援を受ける可能性が高いと言及し、モンゴル開発銀行が今後もモンゴルの経済成長と安定を支援していくことが期待されると強調した。
さらに、「モンゴル開発銀行は、経済発展に必要な輸出セクターやプロジェクトに融資する主要機関であり、融資総額の少なくとも60%を鉱業、農業、運輸などの輸出セクターへの支援に割り当てている。現在、同行は融資返済の加速と銀行所有権に譲渡された資産の収益化に注力しているが、今後数年間で政策融資は徐々に回復すると予想している。また、モンゴル開発銀行は政府の戦略政策を実施する政府の不可欠な部分であるため、銀行を政府から切り離すことはできないと我々は考えている」とS&P Globalはレポートで述べた。 
 
情報源:Bloomberg