U.Khurelsukh大統領の招待により、カザフスタン共和国のKassym-Jomart Tokayev大統領が2024年10日~29日までモンゴルを国賓訪問した。
 両国国家首脳は、1992年の「外交関係樹立に関するプロトコル」および1993年の「モンゴルとカザフスタンの友好関係および協力に関する条約」によって強化された、モンゴルとカザフスタンの伝統的な友好関係と協力が1998年、2007年、2008年の「モンゴルとカザフスタンの共同声明」の原則に基づいて一貫して発展してきたことを高く評価した。双方は、モンゴルとカザフスタンの伝統的な友好関係を国連の憲章に基づき、両国の主権、完全な権限、平等性、領土の一体性、国際法において一般的に受け入れられているその他の原則や規範を尊重しながら深化させている。中央アジア地域や国際社会において平和を強化し、持続可能な発展を確保する上で重要な役割を果たすことに一致した。そして、両国の関係を「戦略的パートナーシップ」のレベルに引き上げて発展させることに合意した。
 「戦略的パートナーシップ」の関係に基づき、以下の5つの主要分野において協力を深化させていくことに合意した。
  1. 政治、安全保障、国防
  2. 貿易、経済
  3. 教育、文化、科学、情報技術
  4. 交通、物流、観光、市民交流
  5. 地域及び国際舞台における協力
これにより、両国の関係を一層強化し、持続可能な発展に向けた共同の取り組みを推進していくことを目指している。
 また、「モンゴル原子力委員会とカザフスタンのエネルギー省との間の原子力分野における協力に関する覚書」に、モンゴル原子力エネルギー委員会のG.Manlaijav書記長兼委員長のG.Manlaijav氏、Gabit Koishibaev駐モンゴル・カザフスタン大使が署名した。原子力の平和利用の枠組みにおいて、両国はウラン採掘、ライセンス、安全な放射線作業における実績、協力、専門能力の開発を交換することを目的とした、共同の理論的及び実践的な訓練、セミナー、会議を組織することにより協力する。

情報源:​Montsame通信