政府は、2025年における金融政策の基本方針として以下の4つの目標を設定した。
  • 銀行部門で外国の投資を促進するための法的環境の整備
  • 銀行のガバナンスとリスク管理システムの強化
  • 監査評価手法の導入
  • 金融業界の持続可能なグリーンファイナンスの促進
G.Borkhuu銀行構造改革および政策局のリスク評価部長は、2025年の金融政策の基本方針についてのプロジェクトを紹介する際、モンゴル政府の代表者、経済学者、研究者、国際機関代表者に対しモンゴルは、マネーロンダリング、テロ資金供与、大量破壊兵器の拡散を資金調達することに対抗する制度の実施とその効果について次回の評価に備えていると指摘した。
B.Bayardavaaモンゴル銀行の金融政策局長は、 現在、経済が活性化しているため、資金の競争が銀行および銀行以外の市場で激化していると述べ、政府と協力し、不良債権の処理に向けた法的な改革を進める意向を示した。現在1兆7000億MNTの不良債権に対し、少なくとも3~4兆MNTの担保資産を押さえ、経済の循環から除外するという措置が検討されていると強調した。
また、マクロ経済状況は中長期的に安定すべきであり、たとえ景気が回復したとしても将来の安定を維持することは大きな課題となった。そのため、政府の金融政策の基本方針は、これを目指した金融政策と金融規制に基づいている。
さらに、過去2年間、予算の収入は予想を上回り、モンゴルの経済は鉱業に依存しているため、予算の収入を慎重に計画する必要があり、国際市場でのこれら商品の価格動向を注視する必要があると強調した。
モンゴル銀行は、2017年以降毎年同ディスカッションを開催し、2023年以降、「政府の金融政策の基本方針」の草案を国会に提出する前に一般公開するようになった。


情報源:Montsame