モンゴル鉱業協会のG.Erdenetuya事務局長と2024年10月2~5日に開催されるMining Weekイベントについてインタビューしたところ、概要は下記のとおり。
  • モンゴル鉱業協会はDiscover Mongoliaイベントを20数年開催してきた。2023年からこのイベントの代わりに、Mongolian Mining Weekイベントを開催してきた。Mining Weekに参加させていく。サプライヤーと健全な競争があれば、買い手は利益を上げてプロジェクトを進めることができる。Mining Weekの一環として開催さるMineProイベントになる。
  • 鉱物資源分野は、国家予算への税金の他、サプライ、輸送、物流、銀行、金融などへの副作用は大きい。したがって、同協会は経済への副作用の研究がモンゴル国立大学の経済学部の研究者に委託している。調査結果はMining Weekで発表される予定だ。興味深い結果が得られることを期待している。
  • モンゴル鉱業協会の理事会は、カナダ鉱業協会のTSM(Towards Sustainable Mining)国際規格をモンゴルに導入することを決定した。Mining Week中に、TSM国際規格の契約への署名式が行われる。これによりモンゴル鉱業協会会員企業は規格を実装することを約束する。これは大きな責任だ。TSM規格 は 20か国以上で導入されている。アジアでは、オーストラリア、フィリピンに続き、モンゴルが3番目の国となる。TSM規格は鉱山会社にかなり高い基準を満たすよう要求しており、この基準は投資家に前向きなメッセージを送り、評判の指標となる。モンゴルの鉱山会社がTSM規格の要件を満たし始めれば、将来の国際証券取引所への上場と投資誘致の大きな保証となるだろう。これは、我が業界が次のレベルと国際鉱業基準に向けて努力していることの表れだ。
  • クリティカルミネラルは益々注目されている。したがって、政府省庁、研究者、専門家が一堂に会して、我が国の政策レベルでどのような変化が必要であるかを議論し、Mining Week中に特定の決定に影響を与える効果的な議論を行う予定だ。
  • 新しい政権からのメッセージは、投資家にとって非常に重要だ。私たちは対外貿易投資担当副首相および投資貿易庁と会談した。Mining Week中に投資家が直面する問題について話し合う機会が設けられる。ここで議論された問題が政府によって実施される行動計画に組み込まれることができれば、それが主な成果となると考えられる。
  • また、Finance Dayイベントを英国商工会議所と共催する予定。大手投資ファンドの主要専門家も招待された。これらのゲストは、各国の投資状況やトレンドに関する新鮮で重要な情報を共有することが期待されている。ロンドン証券取引所、ロンドン金属取引所、トロント証券取引所の代表者が参加する。国際コンサルティングサービス会社は、国際証券取引所への登録方法とそのために満たす必要がある基準についてアドバイスを提供する。一方、鉱産物はモンゴル証券取引所で取引されてきた。同協会は、モンゴル証券取引所が鉱産物の取引をより成功させるために、国際商品取引所から学び、関係を確立するための架け橋となることを目指している。

情報源:mininginsight.mn