97日、L.Oyun-Erdene首相は、韓正中国副主席と公式会談を行った。

 両側は、モンゴルと中国の包括戦略的パートナーシップの成功に喜びを表明した。二国間のハイレベル訪問の頻度を維持し、両国の開発政策目標を調整し、両国間で合意された協力課題の履行に向けて緊密に協力していると指摘した。
 L.Oyun-Erdene首相は、中国との善隣関係と互恵協力の長期的かつ安定した発展はモンゴル外交政策の優先事項であると指摘し、全分野における両国の協力関係の拡大に満足感を表明した。

 L.Oyun-Erdene首相は、新内閣の行動計画に盛り込まれた経済政策、地方開発政策、人材育成政策の枠での両国間の協力強化、特に、鉄道による両国国境検問所の接続、出入国力の向上、農産物や石油、爆発物、危険化学物質の導入に対する法的枠組みの創設、再生可能エネルギー、工業、科学、技術、人道など各分野における協力の発展、低利融資や無償援助に関する事業実施の活性化などに注目を払っていると述べた。

 また、Gashuunsukhait検問所とGantsmod検問所を鉄道で結ぶことは両国にとって互恵的な戦略的課題であり、中国側はShiveekhuren-Ceke検問所の越境線、Choibalsan-Bichigt検問所間の鉄道線、Bichigt-Zuunkhatavch検問所の越境線、Khangi-Mandal検問所の越境線などの鉄道国境接続プロジェクトに協力し、強化するよう要請した。

 また、ウランバートルの地下鉄と環状高速道路の建設プロジェクトで中国側と協力した意欲を表示した。さらに、エネルギー部門改革の枠組みの中で、再生可能エネルギープロジェクトを共同で実施し、近い将来Erdeneburen火力発電所建設プロジェクトに対する特別融資契約を締結するという提案があると述べた。

また、三カ国の「経済回廊建設計画」の最新プロジェクトリストについて合意し、「経済回廊」の建設を強化し、遅滞なく実施する意向を表明した。さらに、L.Oyun-Erdeneはブイル湖を拠点とする水港の建設と水上観光の開発を提案し、ブイル湖近くに4C級の空港を建設する計画を立てている。このプロジェクトは、モンゴル、中国、ロシア間の国境地域観光開発を目的とした「ティーロード」プログラムを支援する大きな要素となる可能性があると強調した。

 韓正副主席はモンゴル政府の招請によりモンゴル訪問を開催したことに喜びを表明し、李強中国国務院総理の挨拶を伝えた。また、L.Oyun-Erdene首相の昨年の中国公式訪問が両国の実質的な協力の発展に重要な役割を果たしたと指摘した。

 韓正副主席は両国の政治的相互信頼の増大、実質的な協力の活性化、国民の友好と交流の拡大に向けてモンゴル側と緊密に協力する用意があると述べた。更に、オユンエルデネ首相が提案したインフラとエネルギーに関するプロジェクトを活性化する必要があると強調した。
 

情報源:Itoim.mn