モンゴル政府は国際市場に2012年以降12年間で9つの債権を発行し4つを完済した。現時点で国際市場にモンゴル政府が発行したボンドから、2026~2031年の期間に終了する5つのボンドが登録されている。モンゴル銀行の今年第1四半期の統計から見ると、政府の外国負債残高は79億米ドルとされている。このうち17億8千万米ドルは債権、61億7千万米ドルは負債残高である。
 債権つまり国際市場に発行した証券の残高は2020年第一四半期と比較すると7億米ドル近く減少し、2016年第1四半期と比較すると3億2千万米ドル増加した。
 政府の負債管理文書に合わせて2022~2024年に返済条件である22億米ドルの外国証券の残高をCentury1,Century2,Century3案件の枠組みで負債焼成対策を取り実施したことについて財務省が発表していた。これによりモンゴルは2024年、2025年にボンドの負債を支払わないことになった。
 2020年1月にモンゴルの公式外貨準備高は43億6千万米ドルで、それ以降減少し続け5月に32億米ドルになり、2022年8月に26億9千万米ドルになっていた。今年5月末の時点で外国準備高は51億8千万米ドルになり、前年同期比33%増加し、年始から5.3%増加した。今後、政府はボンド返済を行うのに外貨準備高を圧迫しないように一部を再融資することで解決する予定であると発表した。

情報源:Bloomberg