5月22日(金)、モンゴル国立大学法務・経済・ビジネス学科とモンゴルクリティカルミネラル協会が「クリティカルミネラル:モンゴルと世界の動向、政策、実践」というセミナーを開催した。
 このセミナーでは、クリティカルミネラルの現状と動向、法律、地質学、鉱業、環境、経済の利益について議論され、クリティカルミネラルに関する政府政策の策定に必要な情報と研究を実施し、モンゴルのクリティカルミネラルのリストを作成し、基礎データ研究を実施する時期が来たと議論した。モンゴルクリティカルミネラル協会のD.Dagva会長は、プレゼンテーションの中で、多数部門の利益を考慮したクリティカルミネラルの経済、地政学、自然環境を盛り込めた政策を作成しようとしていると述べた。そこで、当協会は国家戦略研究所との連携を開始し、共同研究を計画した。
 また、モンゴルクリティカルミネラル協会のD.Dagva会長は、モンゴルにとって、この分野で戦略的パートナー国とどのように意思疎通を図るか、また、クリティカルミネラルに基づいて経済をどのように多角化するかという問題は未解決のままである。したがって、2024年にクリティカルミネラルのリストを発表してはどうかという文脈で取り組んでいる。我が協会は、モンゴルが最初に11の鉱物をクリティカルミネラルとして発表することを提案した。 これらには、銅、リン、レアアース、リチウム、コバルト、プラチナなどの金属が含まれており、世界のすべての国がそれらをリストしていると述べた。
 モンゴル科学・技術大学の地質鉱業学科のD.Khashbat准教授は、「モンゴルのリチウムの可能性」というプレゼンテーションで、「2016年からモンゴルのリチウム潜在力制が研究されている。2024 年の春、さらに1つのリチウム鉱床が調査され、採掘ライセンスを取得した結果、全国で合計4つのリチウム鉱床が確定された。埋蔵量的には、2024年には2.4万トン増加すると推定されており、現在、リチウム埋蔵量は683.6千トンとなっている。現在、さらに2 つの鉱床が調査されている。モンゴルにとって他の種類の鉱物と比較すると、リチウムはほとんど未開発だ。最近、チウム調査への関心が高まっている」と述べた。
 
情報源:Mongolianminingjournal