モンゴル中央銀行金融政策委員会は、政策金利を1%ポイント引き下げ11%とすることを決定した。金融政策委員会は、中央銀行が1年以上金利を13%に据え置いた後、6月の定例会合を待たずに上記の決定を下した。政策金利の引き下げに下記の要因が影響したと説明した。
  • 4月の統計によると、全国インフレ率は6.4%に達し、過去3年間で最低レベルに低下した。短期的な見通しを見ると、インフレは安定しているように見える
  • 経済成長率が高いにもかかわらず、鉱業を除くその他の部門の成長とビジネス融資は不十分である。したがって、経済を刺激し、中期的な持続的な成長を支援する必要がある。
モンゴル中銀は、今回の決定はインフレを目標水準に安定させ、マクロ経済の安定を確保するという目標と一致していると強調した。また、モンゴル中銀は短期経済成長予測を更新し、3.8%から3.6%に若干引き下げた。2023 年の6%成長が減少することに畜産業はほぼ単独で影響を与える。特に、今年の雪害における高水準の家畜死亡は、引き続き農牧業の縮小に影響を与えると考えられている。

情報源:Bloomberg