Asian Battery Mineralsがオーストラリア証券取引所に上場予定。英国に本拠を置くドリエマス社との逆合併(RTO)方式で上場する。 逆合併は、非公開企業が IPO を行わずに株式を公開するプロセスであり、非公開企業が公開企業の株式を購入することによって実現される。
 Asian Battery Mineralsは、2023年に「BHP Xplor」のアクセラレータープログラムに選ばれ、OvalプロジェクトとYambatプロジェクトの探査に必要な技術的・資金的支援を受けた。 現在、同社が100%所有しているプロジェクトは下記のとおり。
  • Khukh Tagプロジェクト:Dundgobi県に位置する黒鉛鉱床の総鉱物埋蔵量が1220万トン、品位が12.3%。 Asian Battery Minerals が掘削調査したのは鉱区のほんの一部だけであるため、潜在埋蔵量は現在の埋蔵量の数倍になる可能性がある。
  • Ovalプロジェクト:Gobi-Altai県に位置するニッケル・銅鉱区の掘削調査の初期段階が2023年5月に完成した。200mまで掘削したが、各井戸で鉱化が確認された。
  • Tsagaan Dersプロジェクト:Dundgobi県に位置するリチウム鉱床で4~6%の酸化リチウムが生産される可能性があるとみられている。2024年第1四半期に掘削調査が開始される予定。 
情報源:Bloomberg