英国David Cameron外務・連邦・開発大臣がモンゴルを公式訪問している。外交関係史で明らかに記される訪問のリレーを継続している歴史的訪問はどんな意義があるのか見てみよう。英国首相の職務を6年間勤め、世界に影響力がある政治家の一人Devid kameron氏の訪問は、英国の外務大臣レベルがモンゴルで11年後に行っている訪問という意味で特徴的だ。
 大臣は央アジア5カ国とモンゴルといったスケジュールで訪問を行っていて、同地域と関係を強化することを目標にし、英国のビジネスへの投資の可能性を宣伝するとともに、地域諸国の独立、非従属を支持するのに5千万フォント戦略的新規融資を供与することを発表するつもりであると英国政府が強調した。
 大臣はこの訪問の前に英国が開発計画の投資を3倍に増やしていることについて、また公開性、法の支配が投資を誘致する基本政策などのメッセージを含んだ記事を書いた。
覚書に署名した
 訪問の枠組みで双方は両国関係の水準を促進させるのを目的とした3つの覚書に署名した。
  • モンゴル・英国間の協力を総合的パートナーシップに至らせるロードマップ:ロードマップは両国の長期関係に基づき今後の協力を明確にし、総合的パートナーシップに至らせ、パートナーシップ、協力協定を締結する基本文書になる。ロードマップに貿易、投資、天然資源、自然環境、教育、科学、技術、保健、人権などの分野の協力の方針を明確にした。
  • レアメタル分野で協力することについての覚書:世界的に需要が増加している鉱物資源、特にレアメタルの分野で協力し、モンゴルの資源埋蔵量を確定するのに重要な義務を遂行する文書になる。覚書を締結したことで、この分野で詳細調査を共同遂行し、地質学の科学的情報を交換し、専門家に研修させるなど協力するチャンスを開く。
  • 地質学の科学技術の協力分野で協力することについての覚書:覚書は地質学の科学分野で科学技術の協力を発展させ、知識、情報を交換し、人材を研修させ、共同学術研究、調査作業の枠組みを整える。
 
Hannes Makachi 欧州復興再生開発銀行モンゴル事務所長:モンゴルはすべての人の関心を引く天然資源の豊かな埋蔵がある、観光分野、農業分野でトップの国になるチャンスがある。今日まで英国からモンゴルに来る観光客の数は十分ではない。しかしこの訪問が投資家の関心をモンゴルへ向ける後押しになっている。そうしてほしいと私は望む。
 
Kenan Poleo 英国国王貿易大使:モンゴル・英国両国は地理的に近い隣国ではないが、技術を通じて関係を発展させる可能性がある。例えば我々には能力がある。能力条件を組み合わせることで、双方に互恵関係をつくるとても大きい可能性があると見なしている。
 
情報源:Bloomberg