しかし、今後数年間は、外部からの圧力と高インフレが重なり、経済成長が鈍化すると考えられている。さらに、雪害により畜産業が大きな損失を受けたため、モンゴルの経済成長が鈍化する可能性が高い。また、久しぶりの黒字となった経常収支も、石炭価格の下落と輸入増加により大幅な赤字に戻る見通しだ。このため、IMFは外貨準備高が2023年後半の水準から大幅に増加することはないと予測している。さらにIMFは、モンゴルが現在の財政政策を変更しなければ、同国の対外債務は中期的にGDPの50%を超えると予測されると警告した。
情報源:Bloomberg