ロイターは、モンゴルはスSpaceXと協力して初の国家通信衛星の打ち上げについて交渉していると報じた。モンゴル政府は、フランス企業Thales Alenia Spaceが開発している人工衛星が、モンゴルの災害や事故への対応の改善、インターネットアクセスの拡大、科学研究と教育の支援において重要な役割を果たすと強調した。
 モンゴルのN.Uchral電子開発通信大臣は、「独自の人工衛星の打ち上げは、宇宙国家としてのモンゴルの軌道を決定する重要な瞬間である。 これは、モンゴルが国内の宇宙産業の発展と最新のイノベーションに基づくデジタルの未来を模索していることを示している」と述べた。
昨年、モンゴルはSpaceXに対し、低軌道衛星を利用してインターネットサービスを提供するための2つのライセンスを付与した後、この交渉が始まった。モンゴルでのStarlinkサービスは今月末に開始される予定だ。 SpaceX が運営する衛星通信サービスは、地球低軌道上の 3,500 機以上の衛星で構成され、遠隔地をインターネットに接続する。天然資源が豊富なモンゴルには、電気自動車のサプライチェーンにおける重要な材料であるレアアース元素と銅が膨大に埋蔵されている。
 
情報源:itoim.mn