ロイターによると、中国のオーストラリアからの石炭輸入は約２年にわたる規制が解除されてから2023年に増加したが、安価を提案するライバルであるモンゴルやロシアからの供給により、依然として規制前の水準を下回っている。中国は2023年にオーストラリアから5247万トンの石炭を輸入した。昨年12月のオーストラリアからの石炭出荷量は671万トンに達し、先月より6.4％の631万トン増加した。オーストリアからの輸入回復により、中国の石炭輸入総量は2022年比61.8％の4億7442万トンに達し、過去最高を記録した。中国政府が今月一部輸入関税を復活させる前にサプライヤーが石炭の輸入を急いだため、12月の輸入量は過去最高の4,730万トンとなった。インドネシアは石炭の大部分を年間供給契約に基づいて中国に販売しており、依然として中国にとって最大の供給国である。2023年の中国への輸出は2億2025万トンで、2022年から29％増加した。2023年のモンゴルからの原料炭を含む輸入量は前年比2倍の6997万トンに達した。2023年にはロシアからの輸入量石は50％増加し、1億213万トンに達した。ロシアとモンゴルからの石炭輸入業者は今月から3〜6％の輸入関税を支払う必要があるが、オーストラリアとインドネシアからの石炭は自由貿易協定に基づいて免除されている。しかしアナリストらは、輸入関税が中国の2024年の輸入に大きな影響を与えるとは予想していない。マッコーリーのアナリストらは調査報告書で、「2023年には中国の原料炭輸入量の90％に輸入関税が課されることになるが、ロシアとモンゴルの生産者が追加コスト問題を解決する可能性が高い」と述べた。
 

情報源：itoim.mn