モンゴル国会議員兼N.Uchral電子開発通信大臣は、2024年1月25日から2月1日まで米国を実務訪問した。この訪問には、モンゴルの電気通信、情報技術、航空宇宙企業の経営陣約50名が自費で参加した。この訪問は政府と民間部門が共同で企画した訪問として特徴的だった。両国の関係を宇宙科学、電子経済、人工知能の分野に多角化することの重要性を念頭に、米国政府および民間部門の代表との34回の会合が開催された。
 
モンゴルでの スタールリンクサービスは 2024 2 26 日に開始:宇宙論の分野で重要な会議が開催された。SpaceX副社長のTom Ochinero氏と会談し、スペイン・バルセロナで開催される「ワールド・モバイル・コングレス」期間中に、2024年2月26日にモンゴルでスタールリンクサービスを正式に開始することで合意した。
フランスのThales Alenia社と協力して開発している国家衛星の打ち上げに向けた、三者協力の準備に着手することに合意した。
 
Apple Pay20246月までにモンゴルに導入される予定:N.Uchral電子開発通信大臣は、Apple社副社長のNick Gammon氏、Visa社経営陣と会談でApple Pay、Paypal、Stripeなどの国際的な電子決済ゲートウェイとソリューションの多様化がモンゴルの電子経済の独立性にとって重要であると指摘し、サポートを要請した。
 
モンゴル企業8社がシリコンバレーに登場:モンゴルの情報技術分野の数百社を代表する下記8社がシリコンバレーのエコシステムと IT 市場への参入に向けて大きな一歩を踏み出した。これは訪問の顕著な成果となった。下記8社は中央アジア諸国との共同事業の一環として実施されているシルクロード・イノベーション・センターに正式に位置づけられた。同センターには企業価値は10億ドルに達する中央アジアのスタートアップ創出を目的とした3,000万ドルの投資ファンドが設立されている。
 
Google for Startupsをモンゴルに:情報技術分野の企業からの要請に応じて、Googleと協力して今年、モンゴルで Google for Startups アクセラレータプログラムを実施するための準備を組織することに合意した。 さらに、民間部門の代表者と共にNVIDIA Ventures、DX Ventures、Network Venture Capital、Ven Eliteの大手ベンチャーファンド、Plug and Play、Mind the Bridgeなどアクセラレータプログラム実施者と会談し投資の誘致、国際市場への参入機会を模索した。
 
Googleは、モンゴルにおける1500人の人材育成共同プログラムを3月に開始:Googleとの会談で、同社は、人工知能分野の研究と製品・サービスを紹介し、今年3月に1,500人の人材育成共同プログラムを開始しモンゴルに電子スキルセンターを設立し、地域での経験共有に協力すると発表した。
 
シリコンバレーのモンゴル人エンジニアが電子大臣にアドバイスする:シリコンバレーに活躍しているモンゴル人との会合が開かれ、電子発展通信省の下に電子経済政策評議会を設立することになった。現在、約350人のモンゴル人がシリコンバレーに勤務しており、この評議会は、モンゴルの情報技術産業の国際競争力を高めるための政策環境を決定し、モンゴルの発展に貢献する機会を開き、専門家をモンゴルに誘致するチャネルとなる。
 
人口知能におけるコラボレーション:人口知能の開発、利用、政策環境の決定におけるグッドプラクティスを研究するために、スタンフォード大学の人間中心人工知能研究所と, E&Y Emerging Technologiesとの会議が開催され、意見交換が行われた。Ernst & Young, MIT, Boston Global Forum、Prosperity Allianceに要請しE&Y Emerging Technologies Labを通じて人工知能分野におけるモンゴルの政策環境に対するアドバイスを出してもらった。スタンフォード大学の人間中心人工知能研究所は、モンゴルの科学者が研究を行うことができると発表し、アジア財団と協力して政策環境協議や人材育成プログラムを組織することに同意した。

情報源:電子開発通信省