ロイターがモンゴルに関する記事を掲載したところ概要は下記のとおり。
  • モンゴルは、近10年で一人当たりGDPを倍増して1万ドルにしたいと考えているが、B.Javkhlan財務大臣は今月9日に“鉱業、金属部門への投資を大幅に増加する必要がある”と述べた。モンゴルは鉱物資源が豊富な内陸国だ。モンゴルの鉱業部門は国内総生産の4分の1、輸出の90%を占めている。銅と金の埋蔵量で世界をリードするOyu Tolgoi鉱山は、モンゴルのゴビにある。
  • B.Javkhlan財務大臣は鉱山の探査、生産、加工において外国投資家との協力には高い関心が寄せられていると述べた。モンゴルの一人当たりGDPは昨年の5,000ドルに対し、今年は6,000ドルに達すると推定されており、2030年までに10,000ドルに達することが目標となっている。同大臣は、モンゴルの経済成長を計画レベルに引き上げるためには、Oyu Tolgoiプロジェクトのようなプロジェクトをさらに2、3件実施する必要があると述べ、いかなる協定の条件も双方にとって有益なものでなければならないと述べた。
  • 中国とロシアの間に位置するモンゴルは、グリーンエネルギーへの移行に必要な鉱物や金属の入手を求める米国などの有力国や、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)などの国際企業幹部らの注目を集めている。しかし、モンゴルはこれまで鉱物資源を効率的に利用できず、国有鉱山会社の経営不振により数十億ドルの負債を抱えてきた。
  • 昨年8月、モンゴルはOyu Tolgoi鉱山に関連するすべての税金問題についてRio Tintoと明確な解決に達したと発表した。 しかし、大臣はいくつかの問題は解決されつつあると述べた。
  • モンゴル政府は国際市場で新たな債券を発行するつもりはなく、モンゴル開発銀行の債券2億800万ドルを買い戻すことで 2024 年の債券の返済をうまく編成した。財務大臣は、次回の国際債券支払いは2026年に行われると付け加えた。
 
情報源:mininginsight.mn