SXCoalは、モンゴルからの原料炭輸出は今年、昨年より10%以上増加する見込みで、新たに拡張された道路によって貨物の流れが増加すると推定している。中国はモンゴル産を、4,600キロ以上の国境沿いにある7つの検問所を通じて、ほとんどがトラックで輸入している。
関係者らは「オーストラリアの石炭輸入規制以降、中国政府はモンゴルをオーストラリアに代わる有望な国とみなしており、それ以来輸送関係の改善に努めている」と指摘する。
中国国営メディアは、モンゴルの原料炭の約60%を供給する中国国境検問所のGantsmod当局が、モンゴルからの輸入を増加するため、2023年に国境付近のインフラ整備に4000万元(558万米ドル)を投資したと報じた。アナリストらは、中国の不動産産業の崩壊による中国鉄鋼生産者の利益の減少により、安価なモンゴル産石炭の需要が増加していると考えている。 Wood MackenzieのコンサルタントSaimon Woo氏は「中国の製鉄所は国内産および他の諸国から提供される炭の高価を支払うのが難しく苦戦している」と述べた。ロイター通信は、「中国の税関データに基づき、モンゴル産原料炭炭は昨年、1トン当たり平均価格974元(135.9ドル)で輸入された。これはロシア産より20%低く、オーストラリア産の半分である」報じた。
情報源:itoim.mn