モンゴル石炭協会の事務局長のJ.Zoljargal氏に石炭市場の現状についてインタビューした。モンゴルは今年5,000万トン、来年は6,000万トンの石炭を輸出すると予想し、それに応じて歳入も高く予測された。インタビュー概要は下記のとおり。
  • 最近、中国石炭協会と世界石炭協会が「Future Coal Summit」を共催し、当協会も参加した。中国は昨年、45億トンの石炭を使用した。 中国の習近平国家主席は、中国がクリーンコール技術をさらに開発し、気候変動対策に真の貢献をすると発表した。これに関連して、中国は化学製品の生産、つまり石炭から燃料、ガス、プラスチック材料、水素を抽出するために10億トンの石炭を使用した。
  • 中国は国際情勢に応じて西側諸国からの石炭輸入量を減らし、ロシアからの輸入を増やしているようにみえている。 したがって、来年はモンゴルからの輸入量が高くなる可能性がある。ただし、中国経済がどのように変化するかは分からない。西側の研究者は、中国の経済成長は良くないと予測している。経済成長が悪ければ石炭需要やエネルギーの消費量はそれほど増えない。来年はモンゴルとロシアからの輸入量が増えるだろう。 価格的には逆に安くなるだろう。ロシアは石炭を低価格で販売しているため価格はなかなか上がらない。
情報源:mininginsight.mn