モンゴル、ロシア、中国の安全保障理事会高官による三者会合がモスクワで行われた。会合にモンゴル国家安全保障会議書記のJ.Enkhbayar氏、ロシア安全保障会議書記のNikolay Patrushev氏、中国国務院議員兼外務大臣のWang Yi氏が参加した。
中国共産党のChina Dailyは、三者会合で北東アジアの安定、地域開発、近隣諸国の発展戦略の連携強化、安全保障などのテーマについて意見交換し、共通認識に達したと報じた。会談では、当事者は三者協力の成果を高く評価し、地域の安全と安定を守るために緊密に協力することで合意した。 今後、安全保障問題に関する三者会合を定期的に開催することで合意したと報じた。
 中国国務院議員兼外務大臣のWang Yi氏は会談で、近隣3国は相互信頼を深め、互いの弱点を強みで補い協力を最大限に活用すべきだと強調した。同氏はモンゴル・ロシア・中国経済回廊の開発を加速するよう求めた。また、中国国務院議員兼外務大臣のWang Yi氏は、中国とモンゴル間の安全保障協力を深化し、両国の相互発展と地域の平和と安定に「確固たる保証」を提供する用意があると表明した。
会談中、モンゴル国家安全保障会議書記のJ.Enkhbayarは、友好近隣関係の発展とロシアおよび中国との協力がモンゴル外交関係の主な方向であると強調した。 同氏はまた、モンゴルはイデオロギーに基づく一方的な政策に反対していると指摘した。
ロシア安全保障会議書記のNikolay Patrushev氏は、「3カ国は他国の干渉に抵抗し、色彩革命を回避しなければならない。多国間主義を堅持し、公正で新たな国際秩序を構築すべき」と述べた。
 3者は、来月北京で開催される第3回「一帯一路」国際協力会議への参加を表明し、中国の「一帯一路」構想、ロシアのユーラシア経済連合、モンゴルの「平坦路」構想を組み合わせり、協力を拡大する機会を模索する問題について意見を交換することに合意した。

情報源:itoim.mn