金融監督管理委員会が本日/2018年2月26日/記者会を開催し、2017年の金融市場の状況を発表しました。記者会には、金融監督管理委員会の研究・リスク分析部長N.フデルチュルー、ノンバンク金融機関長S.バヤンツォグト、貯蓄・信用協同組合長Ts.アルタントゥール、監督部長B.アリウナー等が参加しました。
証券、保険、ノンバンク金融機関、貯蓄・信用協同組合長等の四つの分野の統計情報によると2017年の金融市場は25%増加となりました。
証券の取引は8608MNTに達し
証券市場の能力、開発レベルの基本指標である市場評価は2017年末に2.4兆MNTに達し歴史上最高レベルとなりました。市場評価は国内総生産と比較して9%です。
2017年には証券の取引は8608億MNTに達しその中、株の取引は781億MNT、政府証券の取引は7725億MNT、社債取引は102億MNTとなっています。“モンゴル証券取引所”有限会社のトップ20位の索引及び“MSE-ALL 索引は前年の同時期と比較して66.3、33.1%各増加となっています。
報告期間中、金融市場では証券会社合計52社及び証券委員会に登録されている300の株式会社が運営されています。
2017年には政府証券は一次市場取引では6.7百万株を6302億MNTで取引し、二次市場取引では1.4百万株を1423億MNTで取引しました。
保険の資産は17.4%増加
保険分野の合計資産は2017年の年末では2447億MNTとなり前年の同時期より17.4%増加となりました。分野の合計資産の79.1%を一般的な保険会社、3.2%を長期的な保険会社、残りの17.7%を再保険会社となっています。
同分野の手数料の合計収入は前年の同時期より26.1%増加し、1443億MNTとなりました。その内の97.8%は一般保険の手数料、0.9%は長期保険の手数料、残りの1.3%を再保険の手数料となっています。
報告年次、452MNTの補償を支払ったことは前年と比較して31.9%増加となりました。合計補償の98.0%を一般保険会社が支払いし2.0%を長期保険会社が支払いをしました。
保険分野の純利益は前年より15.7%増加し132億MNTに達ししました。純利益が増加した主な理由は再保険会社の純利益55.6%増加となったことです。報告期間中は一般保険会社の純利益は87億MNT、長期保険会社の純利益は2億MNT、再保険会社の純利益は43億MNTと各達し準備金は前年より26.9%増加し、報告年次は1181億MNTに達ししました。
ノンバンクの合計利益は13%増加
2017年の金融市場では合計534のノンバンクが運営を行っておりその中の多く90%が貸金のサービスを行っています。
同分野の合計資産は報告年次に9692億MNTに達ししたことは国内総生産の3.6%と比等しています。合計資産量は前年より23.1%増加しましたが資産増加の84.6%を投資資産の増加となっています。ノンバンクの資産構成をみると合計借金の増加が資産増加の88%となっています。
ノンバンクの投資資産の増加結果ノンバンクの資産量が増加しそれに連れ市場での貸金の提供が増加しました。同分野の貸金提供が増加することにより銀行以外の金融サービスが増加し貸金の価額とである金利が下がるなど、良い変更へと繋がっています。
報告年次、同分野の合計貸金量は前年より33.4%増加し638億MNTに達し、ノンバンクの加重平均月次金利は4%低下し3.4%と成りました。2017年にはノンバンクの合計利益は13%増加し668億MNTに達ししました。
貯蓄・信用協同組合の資産は初めて30%増加
2017年には貯蓄・信用協同組合の特殊許可を所有する290組合が55,624会員と運営を行っています。
報告期間中、合計資産量が1531億MNTに達ししたことは前年の同時期より35.4%増加となり、2007年以降はじめて30%増加となりました。
2017年に分野の合計純利益は55億MNTに達し、前年と比較して42.4%増加となったことは2012年以降の最大増加となりました。
純利益のこの高い増加には貯蓄・信用協同組合の合計収入の増加が主な影響を与え、合計収入は前年の同時期と比較して29.9%増加となり近10年間での最大比率と成りました。
報告年次、同分野は31億MNTの貸金のリスク基金を設置し、合計1021億MNTの純貸金をしました。総貸付金の不良債権残高は前年同期比1.2ポイント減少し、4.2%に達し、不良債権総額は45億MNTに達ししました。
同分野の総貸付金は前年と比較して26.1%及ぶ217億MNT増加し、1052億MNTに達ししたことは近9年間での最大比率と成りました。
 情報元:News.mn