L.Oyun-Erdene首相は製油所の開発現場を視察した。製油所の建設はEPC-1からEPC-4までのパッケージに分けられ実施されている。
  • EPC -1パッケージの一環として、9棟の土木建築物、原水貯蔵タンク、水道管、産業道路、運河の建設が進められており、ゼネコンとしてKalpataru Projects International Limited」が2021年1月に建設工事を開始した。現在、作業は 90% 完了している。
  • EPC -2およびEPC-3パッケージのゼネコンであるMegha Engineering Infrastructure Limitedは、工学・地質工学および基礎調査作業および建設工事(貯水池、貯蔵タンクパークの基礎、産業用火力発電所の変電所および制御用建物、パイプラインの高架橋)を完了した。また、同案件のマネジメントコンサルタントである、Engineers India Limitedは上記の一連の作業の枠組み内で、一部の機器、貯蔵タンク、貯水池、圧力タンクが工場敷地内で製造されることになったと首相に説明した。
  • 駐モンゴル・インド特命全権大使のM.P.Singh氏は、このプロジェクトを支援している両国の政府に感謝の意を表明して、20以上の製油所を設立しただけでなくインド政府のChandryann宇宙研究プロジェクトに参加している最大手の技術開発会社Engineers India Limitedがモンゴルの製油所開発案件のコンサルタントを務めているので、このプロジェクトの成功は間違いないことを確信できると述べた。
  • B.Javkhlan財務大臣は、モンゴル財務省がインド輸出入銀行との融資契約を更新し、これにより製油所建設が順調に進むことが可能になったと発表した。
  • 首相は、モンゴルとインドの友好の象徴であるこのプロジェクトは必ず実施されなければならないと強調し、政府があらゆる面で開発を支援することを表明した。 同氏はまた、EPC-4パッケージを作業開始する議決は近い将来閣議で決定されると述べた。
  • 更に、L.Oyun-Erdene首相及び関係閣僚は製油所の枠組み以内で実施されている原油輸送パイプライン建設を視察した。工事のゼネコンである中国国営Norinco International Cooperationが今年6月に建設工事に着工し、現在、工場敷地内に持ってきてパイプの総延長は143.5km(1万1960本)となっている。そのうち 110 km のパイプが溶接されている。
情報源:内閣広報室