モンゴル政府の計画として、2024年に450MWのTavan Tolgoi CHPが運転を開始し電力をOyu Tolgoi社へ提供する予定だったが、着工できていない状況である。過去2年間、エネルギー省から2回も国際入札を発表したが成功に至らなかったため、政府は450MWではなく300MWの発電所を開発すると決定した。2023年6月12日〜7月27日の間にターンキー条件で発表された新規入札に中国の2社、モンゴルの1社から構成するコンソーシアムが参加した。入札に資料を提出した3社は下記のとおり。
  • China Western Power Industrial:1983年に四川省自貢市で設立。2011年11月に深セン証券取引所に登録され、株式会社となった。設立以来、エネルギーと発電所の設計、生産、研究開発に取り組んでおり、中国の30の省に加えて海外50カ国以上でエネルギープロジェクトに取り組んできた。同社は、石炭、廃棄物、ガスなどの多燃料炉の新技術を開発した。中国国内の工業化に重要な影響を与える企業として知られている。
  • Beijing Beizhong Steam Turbine Generator: 発電所の蒸気タービン、タービン、発電所補機などの機器の製造およびターンキープロジェクトの実施を行う大手発電機器メーカーだ。北京市石金山区五家村路に位置。2000年10月に設立された。70年以上の歴史を持つ北京京成機械電気控股有限公司の子会社だ。資本金は7億8,000万元で、従業員数は1,867人以上、そのうち330人以上がエンジニアと技術者である。
  • Mines Up有限会社:モンゴルのMonnis International Groupの子会社。2009年に設立されてから鉱業、建設、インフラ開発などの案件を実施してきた。Oyu Tolgoi銅鉱山開発案件、Tavan Tolgoi炭田開発、南部モンゴルの鉄道開発案件など協力パートナーとして取り組んでいた。

情報源:Itoim.mn