グリーンエネルギー生産に必要な鉱物資源の問題でワシントンと北京の競争が高まっている現在、大国の間に位置するモンゴルは自国をアメリカのアジア大陸における民主主義で天然資源が豊富なパートナーだと見なしている。これは強力な隣国であるロシア・中国と摩擦しないように経済強化するために西欧諸国と近づこうと努めているモンゴル国首相が今週ワシントンで行う訪問の主な目的だ。
 モンゴルの鉱物資源の豊富な埋蔵、地理的に特別な位置などは世界的な注目をより集めている。モンゴルの鉱山の採掘の大半となる銅鉱石、石炭の大部分を中国市場に販売している。エネルギー生産に利用されている原料市場で中国が威厳をふるっていることはワシントンを不安にさせている。ハイブリット車のバッテリー、太陽・風力エネルギー生産に利用されている銅などの鉱物資源の不足が発生するリスクがある現在、モンゴルがアメリカと関係を改善させるのに役立っている。
 7月にモンゴルの鉱山を訪れた後、戦略的及び国際調査センターが開催したイベントの際に、“世界エネルギー移行が継続しているがリスクがある状況だ”とアメリカ国務長官の経済上昇・エネルギー・自然環境問題担当副長官Jose V. Fernandez氏が述べた。モンゴル政府がこの種の鉱物資源の数千万トンの埋蔵を発表しているが、インフラ不足、賄賂などの問題が外国投資を蹴散らしている。6月にアメリカ国務省はモンゴル政府と同国の鉱物資源分野に外国投資を呼び込むのに支援する契約を締結した。
 
情報源:Montsame.mn