ロシアの首都モスクワでモンゴル・ロシア政府間委員会の第21回会議が始まった。貿易、経済、科学、技術協力の政府間の第21回会議を、モンゴル側からU.Enkhtuvshin副首相、ロシア側からC.E.Donskoi天然資源・環境大臣らが指導し、第20回会議議事録の実現を評価し、Eg川発電所の建設、国境地帯の発展、道路運輸、エネルギー、環境、農業分野での協力について協議している。
 また地域、国境周辺の協力について、モンゴル・ロシア政府間の第二委員会が会議を行い、ロシア・モンゴル・中国の経済回路構想の実現、2か国の国境周辺地帯の協力について協議している。
 政府間会議の際にロシアのD.Medvedev首相が、鉄道トランジット輸送の条件に関するモンゴル・ロシア政府間の新規協定に署名した。この協定の主な目的は、両国が商品を鉄道で輸送し、第3国に輸出する好条件を整えることである。これでモンゴルの輸出商品を海外へ問題なく輸出する機会ができる。
 鉄道で通過する2か国の貨物価格を柔軟にし、国境税関監査を緩和し、貨物の流れを安定的に増加させ、鉄道の質を高めることを協定に示した。
 協定が有効になったことで我が国の輸出商品をロシア領域経由で鉄道輸送し、第3国の市場に出す場合、25年間安定的な価格免除を利用できる。
協定草案に:
―両国の領土を鉄道トランジット輸送する料金の柔軟な措置を実行する
―他の方面と比較して競争料金の条件を長期的に保つ
―貨物が越境する際に減免する、貨物増加を支持する
―モンゴル国が海外に問題なく輸出できる条件を整える
ことなどが盛り込まれた。
情報元:Eagle.mn