―外務大臣の日本訪問の成果をどう見ているか。訪問でどんな問題について協議し、解決に至ったか。
―D.Tsogtbaatar外務大臣の日本公式訪問は両国の戦略的パートナーシップをより強化し、両国関係の今後の予想を明確にする協力メカニズムを強化するのに重要な意義があった。訪問の際に多くの分野の問題について意見交換し、両国の外務大臣らが公式に協議を行った。政治関係を今後強化し、経済関係・協力を含んだものに特化する、両国間貿易を拡大する、モンゴルの輸出品を日本市場に出すのを支持する、経済パートナーシップ協定の結果を高める問題を話し合った。
また、両国関係、民間の友好関係を強化させるのに重要な役割を持つ文化、芸術、スポーツ、人文分野の協力を発展させるのに、外務大臣らは同意した。
―日本の経済産業大臣と行った会合でモンゴルの経済に具体的な進歩を見せる決定が出たと聞いた。これについては。
―日本の世耕経済産業大臣がD.Tsogtbaatar外務大臣と会談した。会談で両国間の貿易、経済関係、協力の広い分野の問題を話した。経済パートナーシップ協定が実行されてから、1年近くが経った。当初から良い結果が出て、経済循環が2017年に前年より10%増加した。日本の経済産業省はモンゴルの輸出製品を日本市場に出す面で技術協力を見せ始めた。例えばカシミア、食品をどうやって日本市場に出すかについて調査を行い、モンゴルの実業家らに専門セミナーを開催した。このように支援・協力を継続し、拡大させる希望があることを表明した。
―中小企業を発展させる問題についてどの程度話し合ったか。
―中小企業を発展させ、両国を結び付け、モンゴルの輸出を支持する枠組みで、どちらも利益がある協力の新しいスタイルを探す意見を、D.Tsogtbaatar外務大臣が日本の外務大臣、経済産業大臣、国際協力銀行のトップと話した。すべての会談で日本側は快く承諾し、調査し、支持することを表明した。
訪問の際に河野外務大臣はJICAが以前農業を発展させる基礎調査を行ったことに基づいて、今年4月から農業分野に付加価値ネットワークをつくることに向けたマスタープランを開始することになったと公式に発表した。言い換えれば、農業分野を発展させ、輸出製品を出すのに何に気を付けるべきなかなどを、このマスタープランが答えるのだ。JICAがモンゴル・日本センターで開催している研修セミナーを強化し、より前進させる興味があることを表した。こうしてこのセミナーに参加した実業家たちを日本の中小企業家、実業家たちと結びつける。さらにD.Tsogtbaatar外務大臣は中小企業の第2段階の円借款プロジェクトの、第3段階を開始することについて希望を出した。日本側はこの問題を調査し、返答するとした。政治関係を拡大する枠組みで両国の訪問を行い、ハイレベルの協議を継続する。D.Tsogtbaatar外務大臣は河野外務大臣をモンゴル訪問に招待した。
―訪問の際にモンゴル・日本が北朝鮮に制裁を行うと決めたという内容の情報が流れた。会談の際にこの問題についてどの程度話し合ったのか。
―両国は戦略的パートナーシップで地域の広い協力を行っている。D.Tsogtbaatar外務大臣は会談の際に、地域の安全はモンゴル国にとっても関係がある。北東アジア地域の安全・平和が続くようにと言った。モンゴルは北東アジア地域の問題に包括的に接し、協議で問題を決定するという立場である。
―一民間関係、及びビザ緩和問題については、どのような決定に至ったか。
―日本に居住し、学んでいるモンゴル人の数はさらに増え、8000人に至っている。モンゴルに居住している日本人は600人ほどである。両国の領事レベルの会合を行った。今後国民の権利と利益を守り、ビザ条件を緩和する常任メカニズムを領事局間でつくる意見を出した。また昨年12月に両国の労働問題を管轄する大臣レベルで結成された、技能実習生プログラムの実行を支持する覚書を作成する意見を出した。
―東京オリンピックの際の協力についての協議はどんな成果に至ったか。
―D.Tsogtbaatar外務大臣は鈴木オリンピック・パラリンピック担当大臣と会談を行った。この際に、文化、スポーツ面の協力を今後拡大し発展させるのが、両国の戦略的パートナーシップに重要だということで同意した。日本政府からホストタウン計画を実行し、オリンピックまでに協力関係にある国々から選手を受け入れ、様々なイベントに参加させ、オリンピック参加を支援することになった。
情報元:Montsame Agency