Zuuvch Ovooウラン案件を実施しているBadrakh Energy社のMark Meleard社長にインタビューした概要は下記のとおり。
  • Orana Groupがモンゴルで事業を始めて26年になった。この期間中、2010年と2021年に2回の生産試験を実施した。作業期間中、探査・生産試験に関わる事故・事故はなかった。特に今日で無事故1000日。ここから我がチームの高い専門技術と地下浸出技術の信頼性が見える。
  • 弊社は3月17日に投資協定案をモンゴル政府に提出した。次の段階で政府からワーキングチームを派遣する。我が案件はモンゴルにとって戦略的な価値を持っている。この投資協定はOyu Tolgoi投資協定の次に締結される投資協定になる。両国の国営企業が協力している案件だ。Zuuvch Ovoo案件は50年以上続く長期的なパートナーシップになる欧州連合により実施されている大規模な案件だ。
  • 我がプロジェクトはウラン採掘プロジェクトの最前線に位置付けられる。また、Zuuvch Ovoo案件は、1950 年代から世界で使用されてきた地下浸出技術を使用したモンゴルで最初の案件だ。特にOrano Groupは、この技術の使用に関して長年の経験がある。現在、世界中でウラン採掘に使用されている主要な技術は地下浸出だ。例えば、カザフスタンだけでこの方法により世界のウラン供給量の 40%を提供している。一方で、これまでの長年の経験をもとに、本プロジェクトの実現に向けて邁進している。
  • 共同プロジェクトがモンゴルにもたらしたプラスの影響は、さまざまな角度から見ることができる。投資協定には、このプロジェクトがフル稼働した場合のモンゴル経済への影響が明確に記載されている。したがって、投資契約が確定した時点でより具体的な情報を提供することが可能になる。フル稼働している全期間中にモンゴルに残る経済的利益は、10億米ドルと推定されている。一方で、毎年、100 万ドルが地元の社会福祉に費やされる。また、鉱物資源法を更新する作業が進行中だ。同法案には、ロイヤルティの支払いの一部を地域開発に費やす規定が含まれていると理解している。 プロジェクトを実施するために必要な労力は、フィージビリティスタディの追加仕様に含まれている。Badrah Energyは800人の直接雇用、下請業者を通じて800人の間接雇用を創出する予定。事業実施期間中、約 1,600 人の雇用を維持できる。
  • 世界の 30 か国以上が原子力エネルギーを使用している。モンゴル政府は、モンゴルが原子力発電所を保有するかどうかを決定する。フランス側は原子力エネルギーの開発に 70年以上の経験を持っているため、モンゴルが原子力発電所を持つことを決定した場合、その技術と経験でプロジェクトをサポートできる。 一方、原子力分野の研究開発は発展を続けており、モンゴルの使用に適した最新の原子炉の研究と分析が進行中だ。 たとえば、Small Modular Reactor1 台で、ウランバートルの電力と熱のニーズを100% 満たすことができる。ウランバートルの住民にとって最大の問題は大気汚染だ。原子力発電所があれば、大気汚染が完全に解決されるだけでなく、首都に住む人々の健康に影響を与える問題も解決される。原子力エネルギーは連続運転が可能だ。 したがって、最も信頼できるエネルギー源と見なされる。
私たちの合弁事業が開発に移行することは、モンゴルのエネルギー自給強化に大きく貢献する絶好の機会となるだろう。モンゴルには火力発電所があるが、老朽化に注意すべき。 また、必要な電力の20%を輸入している。 もちろん、ウラン鉱床の発見と開発は、エネルギーの自給自足を実現するための一歩を意味する

情報源:Mongolianminingjournal