B.Choijilsurenエネルギー大臣がエネルギー分野の現状と課題について記者団へ紹介した概要は下記のとおり。
  • モンゴルのエネルギー消費量が毎年4.8~6.4%増加しているため、エネルギー不足に直面している。エネルギー部門は2022~2023年の冬季に全てのリソースを使い果たした。2023~2024の冬季向けの計画を作成している。80MWの蓄電池を開発する予定。これはある程度カバーする。また、中国から電力を輸入することを検討している。中国の専門家が来モし、技術的な調査を行う予定。
  • エネルギー部門の大きな問題は、電力代が生産コストと直接関係していないことだ。去年12月から企業用電力代を14~38%引き上げた。これでは十分ではない。経済が安定してくると電力代を引き上げるべき。今は不可能だ。
  • Oyu Tolgoi社と、年間13億 KW/h のエネルギーを 9.6 ~ 11 セントで供給する契約に署名した。 Tavan Tolgoi CHPの主なユーザーはOyu Tolgoi有限会社 であるTavan Tolgoi CHPは 300 MW の容量を持ち、13 億 KW/h のエネルギーを供給する。 Oyu Tolgoi坑内掘り鉱山の定期操業により、20 億 KW/時のエネルギーが消費されると推定されている。Tavan Tolgoi CHPの3号機が建設されると、Oyu Tolgoiプロジェクトの電力を国内から100%供給できる。Tavan Tolgoi CHP が故障した場合、Buuruljuut CHPおよび Baganuur CHPから電力が供給される。
  • Buuruljuut CHPは2024年に稼動を開始する予定。
  • Egiin川水力発電所プロジェクトのために、開発銀行から約 1,000 万ドルの融資を受けた。 ロシアがユネスコに苦情を申し立てた後、プロジェクトは中止された。Egiin川水力発電所プロジェクトは問題を抱えている。サンクトペテルブルク経済フォーラムが6 月 14 ~ 17 日に開催される。 私はロシア連邦政府からフォーラムに招待された。 この度、物議を醸しているEgiin川水力発電所問題の平和的解決をロシアに提案し、その実現を期待している。

情報源:Ikon.mn