定例閣議で統計庁から2022年の経済統計データを発表した。2022年に経済が4.8%成長した。2022年に経済がパンデミック前の2019年より1.6%高く成長した。2021年の経済成長率が1.6%だった。
Ch.Khurelbaatar経済開発大臣は、2022年にはモンゴルの経済成長率がパンデミック前の数値を乗り越えたと強調した。
 
2023年にモンゴルの経済成長率が下記要因により急増する見込み。
 
  • 銅、石炭、金など主要輸出物の価格が増加する傾向である。2023年予算法で8400トン/ドルと計画された銅価格が9000トン/ドルに達した。国際金融機関は銅価格を11000トン/ドルに達すると予測した。この予測が実現すれば6億ドルの追加収入が入ってくる。また、石炭価格も安定する傾向にある。
  • 3月にOyu Tolgoi案件の坑内掘り鉱山の採掘が開始される。この事柄はモンゴルの経済成長に直接影響を及ぼす。
国際金融機関はモンゴルの経済を下記のとおり予測した。
 
  • 世界銀行のAndrey Mihnevモンゴル担当代表:Oyu Tolgoi案件の坑内掘り鉱山の採掘が2023年3月に開始されるため、モンゴルの経済成長は、2023~2024年に約6%まで加速すると予想される。
  • Fitch Ratings:モンゴルの長期信用格付けは、「B」、見通しは「安定的」に維持する。国内総生産は、2023 年に6.3%、2024 年には 6.8% 成長すると予測されている。
  • Oyu Tolgoi案件の坑内掘り鉱山の安定した採掘と国境を越えたインフラの改善は、モンゴルの経済にさらなる利益をもたらし、モンゴルは天然資源を有効に利用できるようになる。
  • S&P Global Ratings:モンゴルの長期および短期の信用格付けは「B」、見通しは「安定的」だ。中国の国境規制の間、原材料に依存しているモンゴルの経済は、2022年に2.5%[1]の低率で成長すると予想されている。国境検問所の正常化と輸出の回復により、来年は最大6%の成長が可能だ。
情報源:Eagle.mn
 
[1] モンゴル統計庁によると2022年にモンゴルの経済が4.8%成長した。