中国の最大の原料炭供給国であるモンゴルは、透明性を向上させ、より多くの利益を生み出すために、製品の販売方法を変更している。 国境の貯蔵庫から数十万トンの石炭が盗まれたスキャンダルに見舞われたモンゴル政府は、中国のバイヤーとの長期契約を変更し、オークションシステムに移行している。近年、北京はモンゴルとの石炭貿易を拡大しようとしている。 モンゴルの J.Ganbaatar鉱業大臣は先週、地元メディアとのインタビューで、7月までにオークションで1,200万トンの石炭を販売するという目標を設定したと発表した。モンゴル政府は2024年と2025 年に、原料炭及びエネルギー炭など、輸出可能なすべての石炭をオークションにかける予定。中国はモンゴルの最大の輸入先である。新しいオークションシステムは、2021 年後半から停止されていたオーストラリアの石炭出荷の再開と同時に行われている。 一方では、これはモンゴルのマイナーにリスクをもたらす。中国のバイヤーにはより多くの選択肢があるからだ。 また、長期契約は売り手を価格変動から守る。
北京が新型コロナウイルスゼロ政策を廃止した後、経済が回復し始めているが、最大の鉄鋼消費者である不動産部門は、依然として圧力を受けている。今月開始されたオークションを主催するモンゴル証券取引所は、これまでに合計128,000トンが販売されたとウェブサイトで報告した。
情報源:Itoim.mn