中銀のB.Lhagvasuren頭取は、2023 年の基本方針の草案を国会議員に説明した。概要は下記のとおり。
  • パンデミック、国際紛争による経済的困難による内外の価格上昇、経済危機を予算、財政政策を組み合わせる方法で克服する、モンゴルの経済的および財政的安定を支えるために、2023 年の金融政策の草案を作成した。
  • 経済成長:外部環境の悪条件はモンゴルに直接的および間接的な影響を与えており、過去2年間、経済成長が悪かった。
今年の上半期の経済は予算、金融、金融政策の結果で、内需が拡大し、前年同期比1.9%成長した。 運輸、鉱業、建設を除くすべてのセクターが成長し、家計消費と投資が引き続き回復したことをここで強調しておきたい。今後、輸出の回復が続いた場合、今年3.0%、来年4〜5%成長すると見積もられている。
  • インフレ:モンゴルのみならず世界的に国内経済の状況と関係なく、燃料・エネルギー価格、為替レート、輸送・物流の困難などにより、インフレ率が上昇している。
  1. 我が国では総インフレの60~70%が輸送、外国価格およびそれらの直接的および間接的な影響によって引き起こされている
  2. 今後、インフレを低水準に引き下げることが安定した経済成長を確保するための前提的な基本条件であることから、2023 年には物価を1桁台に、2023 年には6±2% 間隔でインフレを安定させるための金融政策が実施される。
  3. この目標を達成するためには輸送と物流の総括な調整、国産食品の持続可能な供給、輸出収入を増加させる方針で各省庁から実施される活動が大きく貢献する。
  4. 輸出収入を増やさない限り、経済的困難を克服し、為替レートを安定させることはできない
  5. 今年に入ってから政策金利は4回の決定で合計6 ポイント引き上げられ、政策設定が行われた。しかし今後、金融政策を引き締めることだけで現在の問題や困難を解決しようとすることは、民間部門にとってより大きなダメージを与える。したがって他の政策の調整、活動を遅滞なく実施することの重要性を改めて強調したいと思う。
  • 国際収支:貿易収支の悪化は、外貨純流入の減少に寄与している。貿易収支赤字が拡大することに
  1. 過去数四半期では、鉱物の価格は世界市場で高くなっていたが、モンゴルの輸出価格は実質ベースで低かった
  2. 大規模プロジェクトへ、内部財源と輸出収益により融資しているため、高額の外貨流入が国内市場に入らず、輸入を拡大した
  3. ガソリン、燃料、食品などの輸入価格の上昇、輸入支払いを増加
  4. 高額の予算支出と危機後の経済回復などが影響を与えた。
  • 国際収支を反映する外貨の流入と流出の差は、金融引き締めと並行してついに銀行システムのリソースを削減し始め、それによって貸し出しの伸びが鈍化し始めた。
  • 今後、インフラ開発は貿易円滑化に大きなプラスの影響を与えるだろうが、国際的な地政学的状況、パンデミックによる輸送と物流の遅延、中国の「Zero-Covid」政策などの外部要因に依存することを強調する
  • したがって、まず、国家の財源を保護することに焦点を当てた引き締め予算と引き締め金融政策を実施し、開発政策を外部ソースに基づき内部能力に応じて実施しなければならない。
2023 年の金融政策の基本方針の草案に、関連機関が協力して実施すべき政策目標として、以下の問題が指定された。
  1. 支払い能力を改善し、潜在的なリスクを防止し、経済の内外バランスを確保するようにマクロ経済政策を当てることを重要視した
  2. 中長期的な経済の安定を確保するためには、産業部門の加工の深化、輸入代替部門の保護、輸出の支援、および予算の枠内での経済の多様化の深化を目的とした政策および規制を実施する必要がある
  3. さらに物流上の問題を解決し、国境検問所でのボトルネックを解消することで輸出収入を増やし、貿易循環を改善し、輸送コストを削減して価格と為替レートの圧力を下げることができる
  4. また、外部環境の悪影響を緩和し、経済を下支えするための措置は、対外支払い能力を改善し、外部資金調達源を増やすこととなっている
  5. 中期的に持続可能な開発に不可欠な要素となっている鉱物を除くその他輸出を支援する貿易金融商品およびサービスを開発する一方で、持続可能なグリーン金融システムの構築を引き続き支援する予定
  • 今後のリスクを防ぎ、経済の内外バランスを確保するために、マクロ経済政策を導くことが重要になってきている。 2023 年のモンゴル中銀の政策と活動は、インフレを目標水準で安定させ、持続可能な成長のための基本的な条件の作成を支援することにより、経済の需要と供給のバランスを確保することを目的としている。
情報源:gogo.mn