モンゴル銀行が記者会見を開き開き、政策金利を 2 ポイント引き上げて 12% にした決定を発表した。記者会見でモンゴル中銀B.Lhagvasuren頭取は外貨準備と為替レートに関する下記情報を提供した。
モンゴル銀行の金融政策委員会が会合し、その決定を発表した。 記者会見で、モンゴル銀行総裁の B. Lhagvasuren 氏は、外貨準備と為替レートに関する情報をまとめた。
  • 外貨準備高が 4 ~ 5 か月の輸入需要を満たす水準にあることは危険だ。 モンゴル中銀は難しい決断に直面している。 レートを安定させるためには、準備金を市場に大量に供給する必要がある。 しかし準備金を維持したい場合は、準備金への圧力を減らし、市場で自由な為替レートを設定する。 こうした観点から、モンゴル銀行は外貨準備高を圧迫しない方針を維持している。 その結果、為替レートは圧力を受けて上昇している。
  • 今年に入ってから、米ドルに対するMNT為替レート は12% 下落した。 これは急激な減少ではない。
  • モンゴル中銀は、商業銀行の内部業務には関与していない。 モンゴル中銀は、ドル取引の制限設定には関与していない。 もちろん、顧客の支払いが迅速かつ確実に実行される必要があるという要件を求めている。
  • エネルギーおよび石油製品の支払いは、アメリカおよびイギリスの銀行を通じて継続的に行うことができるようになった。 したがって、エネルギーと石油製品の支払いは問題なく継続されている。
  • ロシアとの支払いは米ドルとユーロで行われていたが、ロシア側はルーブルと人民元での支払いを要求している。
中銀は、銀行システムのドル化の進行と外国市場での基準金利の上昇により、MNT の利回りを高める必要性が生じていることを強調した。Bloomberg TV Mongoliaの調査に参加したエコノミストの 66% は、インフレ、外国市場の影響、経済および金融状況を考慮して、政策金利を引き上げなければならないという立場だった。
 
情報源:Bloomberg