安倍晋三元首相の国葬が9月27日、東京・日本武道館で営まれた。L.Oyun-Erdene首相は国葬に参列し、遺族や日本国民へ弔意を示した。その後、L.Oyun-Erdene首相が日本で公式会談を行っている。
 2021 年 7 月の日本訪問中、L.Oyun-Erdene首相は、モンゴルと日本の間の官民パートナーシップの発展、日本の投資の誘致、および石炭鉱床に基づく水素発電所建設の技術的および経済的実現可能性の作成に協力するように話し合った。
 これに関連し、神戸で操業しているKawasaki Heavy Industries社の褐炭から水素を作る実験プロジェクト、小規模水素発電所、海上輸送の組織、貯蔵プロセスを視察したKawasaki Heavy Industries社は、地球温暖化対策として二酸化炭素排出量を削減するという日本政府の方針を支持している。2015年よりオーストラリア政府の支援を受け、同国のビクトリア州で褐炭から水素を作り、液化して日本まで海上輸送する実験プロジェクトを共同で実施している。
 L.Oyun-Erdene首相は、「わが国は、世界と歩調を合わせて温室効果ガス排出量を削減し、先端技術で電力を得るという目標を掲げ、「新再生政策」に盛り込んでいる。日本政府はオーストラリア政府と協力して、世界初の水素発電所を建設し、それを使用するための試験を行っている。モンゴルは内陸国であり、電力の大部分を石炭火力発電所で発電している。また、褐炭も豊富に存在している。そこで日本側に、褐炭から水素を作るこの実験プロジェクトへの参加を要請した。この問題については、岸田総理と会談する際に議論する。開発に追いつくのではなく、先を見据えて対策を講じる必要がある」と述べた。

情報源:News.mn