モンゴル銀行協会は、Covid-19パンデミック以来、経済の主要な主力銀行業、特に貸出、銀行業の事業内容を表す全て指標が良好である。融資されたビジネスローンを種類別に見ると、商業及びサービス部門で事業を行う中小企業へのものが多かった。雇用を支援するためのローンの伸びは依然として高い。市民はゆっくりと通常の生活に移行しており、内需が増加しているため、市民向け不良債権が減少した。また、市民に付与された新規ローンは、昨年と比較して 72% 増加した。中央銀行は、内外経済で発生した不確実性により政策金利を引き上げたため、預金金利が徐々に上昇することが期待され、プログラムローンのコストが増加し、融資源を利用可能性が制限されている。
今年上半期の経済成長率は1.9%だった。これは、商業・サービス部門のペースが比較的至急に成長したことによるものだ。しかし、輸送ロジスティックの遅延による鉱業、建築、輸送の成長の鈍化は、経済成長にマイナスの影響を与えている。また、外部の不確実性により市民が外貨を預金する関心が高くなった。また、輸入品の価格の不安定性がインフラに強く影響を与えている。商業銀行はローン提供を制限していない。IPO向けの準備、マクロ経済の状況、自己資産の増加などの要因を考慮し銀行がどんな部門へ融資を多く提供するかを独自で決めている。
情報源:Montsame.mn