9月15日、ウズベキスタンで開催されている上海協力機構加盟国の首脳評議会の枠組みの中で、モンゴル・ロシア・中国の第6回定例首脳会合が行われた。3者はモンゴル、ロシア、中国の経済回廊の実施を強化し、三国協力の特定の分野で前進することについて議論した。例えば、「モンゴル・ロシア・中国の経済回廊計画」に含まれる3カ国を結ぶ中央鉄道回廊の再開発や、技術的・経済的実現可能性調査の開始に合意した。また、東部鉄道回路及び西部鉄道回廊の開発、国境・税関分野での協力を強化することの重要性を強調した。3カ国の道路輸送を開発し、アジア道路網による3カ国の輸送の増加について議論した。3者は“中国向けロシア産天然ガスのモンゴル経由輸送パイプライン開発案件”の敷設は、三国の協力にとって特に重要であることを強調し、プロジェクトの実施を強化する方向で協力し、プロジェクトを担当する関連企業の調整を確保することが重要であることに合意した。市民間の交流、国境線地域の旅行、観光の発展は3カ国の交流に重要であることに3か国首脳が合意した。「モンゴル・ロシア・中国の経済回廊計画」の期間を5年間延長したことを強調した。
U.Khurelsukh首相は、モンゴルの地理的な特徴に基づいて国際トランジット輸送を発展させる、これに関連し、3カ国の経済回廊計画に含まれる案件の実施を強化することの重要性を強調した。且つ、地球規模の気候変動に対する3カ国の努力を組み合わせ、自然環境の方針で実施されている政策、事業を調整し、モンゴルで実施されている「10億本の木樹立国家キャンペーン」の枠組みの中で、具体的なプロジェクトとプログラムを共同で実施するという提案を行った。
地球規模の気候変動に対処し、温室効果ガスを削減し、持続可能な開発を促進するためには、モンゴルにおいて経済効果の高い再生可能エネルギー源を増やすことが重要。 これに関連して、「Erdeneburen水力発電所」と「Eg川水力発電所」の建設プロジェクトで隣国と積極的に協力することを提案し、専門家レベルでこの方向に取り組み始めることになった。「3カ国の経済回廊計画」に含まれた大規模開発案件が実施されている時期に、2018年に合意されたとおりに、ウランバートルに投資共同センターを設立するための準備を開始する提案を行った。更に科学、文化、教育、人文、観光、災害管理など、3カ国のその他の協力事業に注意を払う必要があると強調した。
3首脳はモンゴル、ロシア、中国の首脳会議が成功裏に終了し、協力に関する多くの問題について合意したと結論付けた。

情報源:Montsame.mn