アジア開銀が深刻な経済ショックの悪影響を軽減するために、モンゴル政府に対し1億$の緊急融資を提供することを決定した。ロシアとウクライナの危機的な状況及びCovid-19パンデミックによる中国側の国境検問所の検疫は、モンゴルの経済と国家予算に困難を引き起こしている。この問題を解決するために、モンゴル政府は貧困層や脆弱層を支援し、インフレ圧力を軽減し、マクロ経済の安定を支援する目的で、景気循環対策支援支出プログラム を開発した。
アジア界銀東アジア局の金融セクター スペシャリストである Peter Rosenkranz 氏は「この融資は、経済を安定させるための政府の措置を支援するもの」と強調し、「景気循環支援プログラム(SSP)ローンによって提供される財政支援は、中期的に経済構造に切望されている改革を継続的に実施するための財政余地の創出にプラスの影響を与えるだろう」と述べた。
モンゴルの経常収支赤字は拡大しており、外貨準備への圧力と外部からの資金調達の必要性が高まっている。 また、食料と燃料の価格上昇は市民の購買力を低下させ、貧困を増加させ、2022 年 6 月現在、全国のインフレ率は 16.1% に上昇し、食料と燃料の価格は急増している。   

情報源:Itoim.mn