電力網で使用される大型蓄電池の開発案件の着工式が行われL.Oyun-Erdene首相、N.Tavinbekhエネルギー大臣が参加した。本案件は、モンゴル政府とアジア開銀との間に2020年5月14日に締結された1億$のソフトローン及び300万$の無償援助により融資される。
80 MW の交流出力と 200 MWh の蓄電池容量を持つ大型蓄電池施設の最初の 設計、供給、建設、2 年間の運用のサポート」の請負業者である、国際公開入札に選択されたJiangsu Zhongtian Technology Co., Ltd. (ZTT) と Zhongtian Energy Storage Technology Co., Ltd. (ZEST) は、共同コンソーシアムと「ターンキー契約」を締結し、建設を開始した。契約額は 8,090 万$で、モンゴル政府は関税と VATの免除という形で支援している。
蓄電池施設は、中部地域エネルギーシステムの安定性を向上する次のサービスを提供する。
  • 統合ネットワークで発生する可能性のある突然の電力不足を補償し、周波数を
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  • 統合ピーク負荷ネットワークに最大 80 MW の電力を供給し、輸入エネルギーを
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  • 再生可能エネルギー源から統合ネットワークに供給される電力量を増やす、
  • 火力発電所を「ゼロ」シャットダウンから再運転させるための電力供給、電圧調整など、
この蓄電池施設の運用により、中部地域エネルギーシステムに年間 5,850 万 kWh のグリーンエネルギーが供給され、火力発電所の電力負荷が削減されることで、年間 46.8 千tの温室効果ガス排出が削減される。 2030 年までに 842 千tの温室効果ガス (CO2) 排出量が削減される。同案件の工期は14ヶ月、2023年の冬のピーク前に中部地域エネルギーシステムへ電力を提供し始める。
 
情報源:Eagle.mn