2022 年 4 月 27 日の閣議で、Tavan Tolgoi Fuel社[1]のブリケット品質を改良し、経済性を向上させ、有利な運用を行う目的でセミコークス生産プラントを開発することが議論された。同議論に伴って、Bagannuur株式会社、Shivee Ovoo株式会社のどちらかに基づき、セミコークス生産プラントが開発されるFSが作成され、初期段階の投資問題が解決された。今、上記2社の位置付け、インフラ、石炭品質などが調査されている。Baganuur株式会社は土地、インフラ施設などが整備されている。また、石炭品質もより良好であることが初期段階の調査で確認された。
セミコークス生産プラントの開発により、17MWのガス火力発電所、80MWの石炭火力発電所が建設されるほか、年間70万tのセミコークス炭が輸出され、年間65千tのディーゼル燃料が生産される。来月、両社のどちらかを選出し建設事業が開始され、2024年に完成させる予定。初期段階の投資である2億$を、Erdenes Tavan Tolgoi社が投資する。
S.Amarsaikhan副首相は、FSと投資問題が解決された同案件を加速するために、地区知事、国営企業の経営陣、および関連する役人に、土地問題と国営企業との間の債務、債権、およびバランスシートの計算を緊急に完了するよう命じた。
 
[1] ウランバートル市のゲル集落へ豆炭を提供する目的で設立された国営会社。

情報源:Ikon.mn