トロント証券取引所上場のSilver Elephant Miningの子会社Mega Thermal Coalが今年第4四半期にUlaan Ovoo炭鉱で採掘を開始すると発表した。Mega Thermal Coal社はモンゴルでUlaan Ovoo及びChandgana石炭案件を所有し、事業を担当している。
2021年に中国に連検問所で石炭価格が低かったことに関連し、Ulaan Ovoo炭鉱から中国への石炭輸出が少なかった。これにより2021年末に採掘事業を停止した。しかし2022年になってからニューカストル検問所でエネルギー炭価格が4倍になり、427$/tつまりこれまでの最高水準に至った。石炭価格が回復し、検問所の事業が改善したことで、同社は輸出を再開することにしている。
 安定的なスピードで作業すれば月に3万tの石炭を採掘可能だとMega Thermal Coal社は発表で述べた。現在Ulaan Ovoo鉱区で9万tの石炭が蓄積されている。Selenge県に位置するUlaan Ovoo炭鉱の推定埋蔵量は1億7450万t、可採埋蔵量は343万tだ。Khentii県に位置するChandgana Khavtgai鉱山のエネルギー炭の確定な及び推定の埋蔵量は10億5千万tだ。Chandgana Tal炭鉱は1億2440万tのエネルギー炭の推定埋蔵量だとされている。

情報源:Bloomberg