カナダの探鉱者開発者協会(PDAC)が主催する第90回国際投資家会議(2022.06.13)が、カナダのトロントで開始した。在カナダモンゴルYa.Ariunbold特命全権大使、在モンゴルカナダCatherine Ivkoff特命全権大使、G.Damdinnyam国会議員、G.Yondon鉱業・重工業大臣が講演した。Oyu Tolgoi、Steppe Gold、Energy Resources、Erdenes Tavan Tolgoi、Erdene Resources Development、Xanadu Mines、IONEnergyなどの企業が案件を紹介した。
G.Yondon鉱業・重工業大臣:過去10年間でモンゴルの鉱業部門は急速に発展し、世界規模のOyu Tolgoi銅金鉱山案件、原料炭のTavan Tolgoi炭鉱案件およびその他数十の案件が成功裏に実施されている。 その結果、我が国は銅、原料炭、金の輸出に基づいて、鉱物資源による収入が年間60億$になり、最新のハードおよびソフトマイニングインフラストラクチャを構築することができた。
モンゴル政府、鉱業重工業省は、包括的な「探鉱-鉱業-加工-販売-配当」-政策の枠組みの中で鉱業開発を実施するという目標を設定した。これに関連して、我が省は鉱物資源法の更新案及び鉱業取引所法案、および国富ファンド法案を作成した。これらの法案の実施により、内外投資による鉱業案件が順調に実施されることが可能になると共に自然環境の保護、地元の人々と投資家の関係が改善し、社会的および経済的利益が高くなり、鉱物資源からの利益が平等に全国民へ提供され、一部の資金を国富ファンドに集約させ、預金することが可能になる。
モンゴル政府は外国投資家と緊密に協力している。モンゴル政府はRio Tinto GroupとOyu Tolgoi案件の交渉に成功し、相互理解に達した。Oyu Tolgoi案件の坑内掘り鉱山の解発は順調に進んでおり、2022年に最初の坑内掘り鉱山の発破作業が行われた。
我々は銅部門の強化と拡大に加えて、電池原料、希土類元素、およびその他の重要な鉱物の探査をサポートするための法的環境を整備し始めている。また、この分野で原材料を消費する国々と協力するための政府レベルでの取り組みを開始した。 2050年までに、世界の人口の約68%がアジアに住むだろう。これに伴い、アジアにおける電池原料、希土類元素、その他の重要な鉱物の需要は急速に増加すると予想される。世界的な気候変動緩和政策とグリーン経済への移行により、特定の鉱物資源の需要が増加すると予想されるため、この分野の地質調査、地質探鉱を強化し支援する予定。
インフラストラクチャは鉱業セクターの競争力において主要な役割を果たしている。モンゴルで大規模な鉱床と国境検問所を結ぶ鉄道が開発された。将来、鉱業地域で発電所と給水案件を実施するという目標が設定された。また、鉱業製品の加工水準を向上する、加工工場を設立することはモンゴル政府の目標である。
最後に、グローバルチャレンジ中に、大きなイベントを成功裏に開催したPDAC組織委員会に感謝を申し上げる。招待を受け入れていただき、出席した皆様にありがとうございます。

情報源:Mongolianminingjournal