B.Javkhlan財務相がIMF、世銀の春季会合でアジア開銀の副総裁と経済状況について意見を交換した。会議中、B.Javkhlan財務相は中国との主要検問所の閉鎖、ならびにロシアとウクライナの状況がモンゴルの国際収支とインフレに圧力をかけ、経済成長に悪影響を及ぼしていることを強調した。
 

 
この要因により、世銀は2022年のモンゴルの経済成長見通しを2.5%に引き下げた。
 

 
また、直面しているリスクが世銀のレポートに取り上げられた。例えば、財政赤字は承認された数値より高くなる見込み。
弱い経済成長と年金支出の増加を考えると、承認された予算の数値は過度に楽観的であると考えられている。さらに、財政赤字は拡大する見通し。
 
また、国際金融市場から資金を調達する条件が厳しくなり、対外債務の大規模な返済が迫っていることから、経常赤字は2023年末まで高い水準が続くと見込まれる。 2022年末までに国境検問所が解除された後、輸出は回復するが、経常収支赤字は2022年にはGDPの15.6%に増加すると予想されている。
 

モンゴルは2022~2023年に15億$の債券を返済する予定。 しかし、国際金融市場が厳しくなったため、外部からの圧力を悪化させ、債券の借り換えを困難にする可能性がある。

情報源:Bloomberg