銀行法の改定により銀行業にとって影響力のある5つの銀行(Khan ,TDB, Golomt, Xas, State)が2022年6月30日までにIPOし、株式会社にならなければならない。商業銀行、証券取引所もIPOへの準備を行っていた。しかし、IMFから政権者との会談でIPOを後回しするように注意した。要因は、IPOする銀行の資産評価を実施し、最適な比率を再確認しなければならないとみなしている模様。
 5月3日、国会経済常務委員会がモンゴル中銀から届けられた銀行業にとって影響力のある5つの商業銀行のIPOを後回しする提案書を協議した。その時、モンゴル中銀のB .Lhagvasuren頭取は以下の説明を行なった。商業銀行が2022年6月30日までにIPOするビジネスプランを提出した。中銀、金融調整委員会が確認している。我々の方からIPOを後回し、2022年8月までに資産評価を行う提案がある。また、国際金融機関から資産評価を行うことをアドバイスしている。モンゴルは2021年にIMFのプログラムを受けるためにAQR及び資産評価をヨーロッパ中銀の方法で実施した時、数銀行の自己資産が不足していた。その時以降5年間が経ったので、再度資産評価を行うようアドバイスしている。さらに、2022年以降の世界的な緊張は、経済全体、特に銀行業に影響を及ぼしている。 この影響を考慮せずにIPOすることは悪影響を与える可能性があることを注意させたので、IPOを後回しすることを提案する。また、各銀行が同時IPOするのではなく、順番にIPOするほうがリスク少ない。
 国会経済常務委員会は困難な国際金融情勢、株式を購入する内外の需要、市場能力、銀行セクターの安定性を考え、政府は商業銀行の公共株式会社への移行を後回しするか否かに対する提案を提出するよう求めることが議論された。 議論は、81%によって支持された。

情報源:Itoim.mn