Fitch Ratings香港証券取引所上場のMongolian Mining Corporation社の信用格付けを“B”、見込みを“安定的”から“否定的”に下げた。
 これに中国の国境制限に関連し同社のビジネス、事業が回復するか否かが不明確であることが影響したと説明している。Mongolian Mining Corporationは2021年の財政報告を出していない。Fitch RatingsはMongolian Mining Corporationの収入が2021年に2億$いかになると計算した。もし今年第2四半期から中国国境制限が停止すれば、収入が4億$になり上昇すると計算した。パンデミック前に同社は1日約700台の車両で石炭を輸出していた。しかし2020年に500台、2021年に200台に減った。中国が国境を通過する車両数を減らしたことで、現在約100台になっている。
 Mongolian Mining Corporationの洗浄コークス炭販売は2021年に昨年の半分になり、120万トンになるとみなした。同社は2021~2024年に配当を分配しないと見なしている。短期負債を見れば、2022年に1500万$の優先債務、また4100万$のクーポン支払いがある。これを会社は自身の資金で支払う財政能力があるとは結論付けている。
 

情報源:Bloomberg