道路輸送開発省のS.Batbold事務総長にインタビューしたところ概要は下記のとおり。
  • 過去2年間、パンデミックのため事業環境が大変だったが、鉄道開発は無事に進んだ。Tavan Tolgoi炭田~Zuunbayan方面鉄道敷設案件が85%程度まで実施された。2022年3月15日にテスト輸送が実施される予定。Tavan Tolgoi炭田~Gashuunsukhait方面鉄道敷設案件が73.9%程度まで進んだ。工事は2022年下半期以内に完成する予定。Bogdkhan Mountain Railway敷設案件のFS、設計図をTavan Tolgoi Railway社が実施している。
  • 上記の鉄道敷設案件が完成したら、石炭輸出から23億$/年、鉄道輸送から227百万$の収入を得られると見積もられている。
  • また、計画されているZuunbayan~Hangi検問所方面鉄道が敷設されたら、Yuruuターミナルから中国Baotoターミナルまでの距離が、Yuruuターミナル~Zamiin Uud検問所~Baotoまでの輸送距離の1722kmより318kmで短縮され、1404kmになる。その結果、鉄鉱石の輸送コストが4~8$/tで安くなり、国内産の鉄鉱石が中国産とオーストラリア産と競争できるようになる。更に、モンゴル・ロシア・中国の貿易取引が増加し、トランジット輸送の改善にも貢献する。
  • 2021年10月4日、第82国会規定により国家鉄道政策が更新され、Artsuuri検問所~Shiveekhuren検問所方面鉄道敷設案件が追加された。入札の落札者であるUrban Develepment Consulting Groupにより、FS作成が実施されている。
  • 政府から輸出産業を支援する目的で、検問所への舗装道路を敷設することを重要視している。政府行動計画-2020~2024、新復興対策の枠組みで14の案件により2954.4kmの舗装道路が敷設される予定。その内、4つの方面の874.6kmの包装道路敷設事業が開始されている。2079.8kmの舗装道路の敷設事業が2022年に開始される予定。
  • 50~100%増える可能性がある。
情報源:Mongolianminingjournal