Turquoise Hill Resources社がOyu Tolgoi案件の「生産レポート-2021」を発表した。昨年、同社が163.0千tの銅、468千オンスの金を生産し150~180千tの銅、400~480千オンスの金を生産する計画目標を達成した。昨年、パンデミックのため、労働力と生産性に影響を受けたにもかかわらず、生産目標を達成したと強調した。 しかしパンデミックにより、坑内掘り鉱山の開発歳出は予測を1億7500万$で増加した。
2022年に110~150千tの銅、115~165千オンスの金を生産すると計画された。粗鉱品位が低下しているため、銅と金の生産量が2021年より減少する傾向。伴って、銅生産コストが1.95~2.35$/lb前後になる。露天掘り鉱山の機械、設備コストが1億7000万~2億$、坑内掘り鉱山の開発に12億~14億ドル(付加価値税を含む)が投資されると見込まれている。
 
12月30日、Oyu Tolgoiの取締役会は、2022会計年度の行動計画と予算を承認した内、坑内掘り鉱山の開発コストである7億8000万$が含まれた。坑内掘り鉱山の採掘が2023年上半期に開始されると見込まれている。
同レポートにTurquoise Hill Resources社がモンゴル政府とOyu Tolgoi案件を進める方針で協力を続けている、モンゴル国会がOyu Togloi案件からモンゴル側が受ける利益を調査していると強調した。
 
         
  2020年第4四半期 2021年第4四半期 2020年 2021年
採掘された粗鉱
(千t)
23,663 23,979 97,694 84,983
加工された鉱石
(千t)
9,594 10,573 40,200 39,124
選鉱プラントに入った鉱石の平均品位
銅(%) 0.50 0.46 0.46 05
金(g/t) 0.41 0.38 0.24 0.54
銀(g/t) 1.16 1.27 1.18 1.26
生産された精鉱 190.2 182.7 693.1 749.6
精鉱の銅品位(%) 21.9 21.3 21.6 21.7
生産された精鉱に含まれるメタル
銅(千t) 41.6 38.9 149.6 163.0
金(千オンス) 88 79 1822 468
銀(千オンス) 231 238 876 977
販売された精鉱
(千t)
181.5 165.9 669.6 669.1
販売された精鉱に含まれるメタル
銅(千t) 37.9 34.4 137.8 139.4
金(千オンス) 66 102 150 435
銀(千オンス) 194 192 760 783
メタル回収(%)
85.9 80.1 79.6 82.8
68.8 59.3 58.6 68.4
64.3 55.1 56.4 61.6
 
情報源:Mongolianminingjournal