ロシアのプーチン大統領は、中国の習近平首席とオンライン会議を開き、米国が後援するAUKUSサミットについて話し合い、NATOの東方への軍事的拡大についての見解を表明した。プーチンの外交政策顧問、ユーリ・ウシャコフは、2人の指導者がシベリアンパワー2案件についても話し合ったと述べた。 「Siberian Power-2」は、モンゴルを通過する年間500億立方メーターの天然ガス容量を持つメガプロジェクトだ。
プーチン大統領が習近平首席とのオンライン会談の翌日に、モンゴルのU .Khurelsukh大統領とクレムリンで会談し、Siberian Power-2案件について話し合った。その後、ロシア首脳はジャーナリストに、「ガスパイプラインの最適なルートやその他のパラメータはすでに明確であり、FSは数週間以内に完了する」と語った。
同パイプラインは、今年、エネルギーに苦しむ中国へのロシアの天然ガス輸出を大幅に増加させるだけでなく、モスクワの欧州市場への依存を減らし、北京を米国が軍艦的に管理する海運から独立させるだろう。
 厦門大学の中国エネルギー政策研究所の所長であるLin BoqiangLinは“利点は非常に明確だ。 ロシアにはエネルギー資源があり、中国には市場があるので、両国が早く合意すればより多くの共同案件が実施される可能性がある”と述べた。
 今年の最初の4ヶ月で、Gazpromが子会社をモンゴルで登録させ、FSを開始した。11月末にGazrpomとモンゴル政府がSiberian Power-2案件のルートに一致したと発表した。
11月にモンゴルのS.Amarsaikhan副首相が、イプラインの建設が2024年に開始されることを望んでいると述べた。
 日経とのインタビューで、モスクワのカーネギーセンターの高官であるアレクサンダーガブエフは、Gaspromの以前の中国へのガスパイプラインとは異なり、Siberian Power-2はヨーロッパ向けの同社の天然ガス源を利用する。したがって、「Siberian Power-2」の実現は、特にロシアと西側の関係が緊張しているときに、Gaspromがヨーロッパの顧客と話をするための追加のインセンティブになると述べた。
情報源:tug.mn