中国を訪問しているL .Oyun-Erdene首相は2月5日、中国の李克強首相と公式会談を行い、両国の交流の強化、互いに興味を持っている問題について意見交換を行い、幅広い合意に達した。会談の冒頭、L.Oyun-Erdene首相は、中華人民共和国政府と中国国民が、パンデミックに直面している困難な状況の中、北京冬季オリンピックを成功裏に開催したことを祝福した。
 
両首相は総合戦略パートナーシップの枠組みにおいて、両国間の友好関係、協力事業をより強化し、差し迫った問題の早急な解決が、双方の相互発展の利益になることに合意した。モンゴル政府が計画している「新回復政策」の枠組みの中で、国境検問所の開発案件、エネルギー開発案件、工業化案件、ウランバートルの集中を低減する事業、グリーン開発の分野における大規模案件の実施に、民間部門と投資家の積極的な参加を確保することに合意した。また、国境検問所のインフラ開発を強化する面で、緊密に協力することを提案した。
また、Gashuunsukhait -Gantsmod検問所、Shiveekhuren-Ceke検問所、Bichigt-Zuun Khatavch検問所の鉄道線が通るポイントが最終的に議論された。
且つ、モンゴル中銀と中国中銀との間に締結されたスワップ協定を、パンデミックにより社会的及び経済的な影響が通常に戻るまで2026年まで3年間延長することについて話し合った。
また、中国側から提案された「帯路構想」に指定されたモンゴル・ロシア・中国の経済回路の開発を加速する事業において、Altanbulag検問所〜Zamiin Uud検問所方面の987kmの高速道路敷設案件を強化することについて話し合った。
ウランバートルの交通渋滞解決の枠組みの中で、中国の先進技術に基づく橋脚橋を利用した公共交通機関の導入や、円形の高速道路の建設などのプロジェクトで双方が協力することで合意した。
両首相はロシアからモンゴルを経由し、中国へ敷設される天然ガス輸送パイプライン建設案件のFSが承認されたので、同案件を加速することに合意した。
双方が気候変動との闘いにおける協力を深めることの重要性を強調し、「10億本の木」-キャンペーンを含む砂漠化対処条約と砂嵐に対処するためのプロジェクトを実施するために両政府が協力する意欲を表示した。
 
中華人民共和国の李克強首相は、モンゴルのL.Oyun-Erdene首相が中国を訪問し、北京冬季オリンピックの開会式に参加したことに感謝の意を表明した。また、オリンピックは政治化されるべきではないという声明が、中国政府と国民によって歓迎されたと述べた。まず、パンデミックにより規制されたZamiin Uud検問所の通常化を重要視すると表明した。李克強首相は、L.Oyun-Erdene首相が提起した問題に対処するために、関連する中国当局者との追加の会合を予定した。両首相は、包括的戦略的パートナーシップをさらに強化し、ウィンウイン関係の協力事業を発展させるために、あらゆる可能な分野で緊密に協力する用意があることを表明した。
 
情報源:Montsame.mn