EUのブラックリストと名付けられているマネーロンダリング、テロ資金調達防止戦略不足、ハイリスクの第3諸国リストからモンゴルを削除した決定が、EuのOfficial Journal of the Europrean Union雑誌(2021年1月18日付)に掲載された。この決定が同雑誌に記載されて以降、20日目から有効になる。
 モンゴルは2019年にFATFのマネーロンダリング、テロ資金調達防止戦略不足諸国リストつまりグレーリストに入ったことに関連して(2020年10月1日)EUのハイリスク第3諸国のリストに入れられた。
 FAFTのグレーリストから脱却する枠組みで行政機関、専門委員会及び民間セクターらが強固に協力し、FAFTから課せられた義務をモンゴルは成功裏に履行した。またマネーロンダリング、テロ資金調達防止決定を強化する方針で出したモンゴルの急速な前進をFAFTが高く評価し(2020年10月23日)、グレーリストから削除すると決定された。これはモンゴルをほかの諸国と比較すると、最短期間である1年以内にグレーリストから脱却することができた国になった。モンゴルがEUのハイリスク第3諸国リストから削除されたことで、EU加盟国の銀行、金融機関とビジネス関係をつくり、取引を短期間に行い、EUの融資で案件プログラムを実施する可能性が増えた。

情報源:モンゴル銀行