モンゴル銀行の金融政策委員会が会議を行い、政策金利を1%下げ10%にするとともに、銀行準備金の割合を2%下げる決定を出したと発表した。新型コロナウイルス感染の際に銀行準備金を2%下げ8.5%にしたことで、3千億MNT近くの資金が解放され、ローン普及を増加させる方針だとモンゴル銀行のB.Lkhgvasuren頭取がツイッターに投稿した。
 新型コロナウイルス感染拡大に関連し、モンゴルの予算は2020年はじめの2か月で2千億MNT近く途切れていて、今後この状況が続けば1兆MNTの収入を失うと財務大臣は発表したが、予算修正をしないと5回も述べた。
 モンゴルは2020年の予算が2兆75億MNTの赤字で承認された。政府は昨年1兆6800億MNTだった投資経費を3兆6790億MNTにし、119%増加させると予算化しているが、この予算を変えないとしている。
 モンゴル銀行の調査では2020年1月の時点でローン総額は17兆9千億MNT(MNTローンが15兆9千億、外貨ローンが1兆9千億MNT)である。このうち、通常ローンが先月より0.8%、ローン残高が先月より0.1%下がり、延滞ローンが先月より12.4%、不良債権が先月より0.6%上昇した。

情報源:Ikon.mn