アメリカの大統領安全保障顧問Jon Bolton大使を代表とするホワイトハウスの安全保障委員会代表らがモンゴルに到着した。先週大阪で行われたG20の後、トランプ大統領が韓国を訪問し、北朝鮮の総書記と非武装地帯で会談を行っている際に、Jon Bolton氏が大阪から直接モンゴルを訪れたことは注目を集めた。Jon Bolton氏は7月1日にモンゴル国大統領、首相、外務大臣、防衛大臣、国家大会議長と会談し、帰国前に記者らのインタビューに答えた。
―今回の訪問は、モンゴルにどんな恩恵があるか?
―私が行ったすべての会談でアメリカ・モンゴル関係をより深める興味が高いことが見られ、アメリカもこのような目的がある。アメリカの元政府書記官で、私の長であるJ.A.Beiker氏が1990年に行ったモンゴル訪問の際に“第3隣国政策”をモンゴルに提案していたが、現在それが実行されていて、ロシア・中国の他の第3隣国について話し合った。モンゴルにおけるアメリカの経済参加をどの程度改善するかについても協議した。結論を言えば、チャンスがとても多いと我々は見なした。モンゴル側の高官が出した案をワシントンに伝える。良い方向へ進むと期待している。
―防衛大臣とどんな問題を話し合ったか?
―両国の安全保障協力事業について幅広く話し合った。ご存知の通り、両国の共同訓練はすでに開始された。モンゴル人兵士をアメリカで訓練させている。例えばアメリカの海軍学校で3人のモンゴル人学生が学んでいる。彼らはエンジニアについて多くを学んで、よい将校になる。これは我々が共同で行っている訓練のひとつの例にすぎない。安全保障協力事業の最も重要な意義がある素晴らしい例は、アメリカの平和維持活動にモンゴルの軍人が非常に定期的に積極的に参加してきていることだ。この事業はイラク、アフガニスタンで現在も続いている。
―Indo-Pacific(アメリカのアジア・太平洋地帯で行っている政策)でモンゴルがどんな立場だと見ているか?
―太平洋地帯における政策を我々はこう名付けた。言い換えれば、この地帯の国々全てが自身の政策を実施する能力があり、我々はどこかの国を優勢にするのではなく、すべてが世界でオープンであることを望んでいる。アメリカもまた、太平洋地帯に関係するだけでなく、戦略的なこの用語に東アジア、中央アジア、モンゴルが含まれている。地理的なこのような位置はとても重要で、モンゴルや日本と我々はより緊密に協力している。
―今回の訪問は非常に重要な訪問だとモンゴルで話されている。最重要な意義は何か?
―これは両国関係をアメリカ政府がどの程度評価しているのかの重要な表れだと我々は考えている。両国経済だけでなく安全保障について、またすべての面での協力事業を深める方法についてハイレベルで話し合った。例えば、昨年モンゴル国首相がワシントンを訪問しアメリカの副大統領と会談し、外務大臣もワシントンで行われた宗教の自由国際会議に参加し人々と会った。これらすべての会談は我々の協議しているすべての問題が急速に進歩するのに重要な意義がある。今後、遂行する必要がある多くの作業がある。このようにモンゴルに来て、具体的な問題を協議するのはとても大きな意義があると見ている。