アジア開発銀行は2年間に渡り、モンゴルの再生可能エネルギーを東北アジアのエネルギーシステムと組み合わせるための「東北アジアエネルギー統合システム」-調査を行い、完成させた。同調査の報告書を政府へ引き渡す提出式が5月4日、外務省にて行われた。
  • 同調査の委託者として調査を行ったÉlectricité de France(フランス電力会社)の案件担当者のFilipp Lyanhart氏より調査内容の説明にて「モンゴルは多量な再生可能エネルギーの源、利用できる可能性を保有しており、東北アジアの国々の経済、最終消費者へ環境に優しい、低コストのエネルギーを提供できる環境がでてきている」と強調。
且つ、アジア開銀により作成された「東北アジアエネルギー統合システム」・報告書に基づき、東北アジア諸国の政府と協力できる、協力すると期待していると表明。
  • T.Gantulgaエネルギー副大臣は、我が国の再生可能エネルギー源は今の全発電力より1400倍多い。「東北アジアエネルギー統合システム」・報告書を採用し、再生可能エネルギーを生かす具体的な案件を開始予定。同案件のFSが終了したら銀行、金融機関へ融資提案を行うと述べた。
  • Kh.Battulga大統領は、2018年9月にロシアのウラジオストク市で開催された第4回東方経済フォーラムにて、東北アジア統合エネルギーシステム開発向けの国際機関の設立を提案。同提案により、今年9月に開催予定の第5回東方経済フォーラムのスケジュールに入れる“共同表明”の内容を各国の政府が協議している。
情報元:montsame.mn